AnnaBabyTokyo

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週一の筋トレだけだと内臓脂肪は落ちない?

スポーツクラブも価格競争が激しくなり、月会費が3,000円で使い放題! というジムも出てきていますね。
お子さんのスイミングの待ち時間に、スポーツジムを利用している方も多いでしょう。
また男性は筋トレ目的で会員になっている方も多いのではないでしょうか?

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週一の筋トレだけだと内臓脂肪は落ちない?

さて、最初のうちは、張り切ってマメに週に2~3回、または毎日のように通う人もいらっしゃいます。
しかし、だんだん週に1度程度、そして月に2~3回利用すればいいとこ……と回数が減っていくものです。
特にお子さんのスイミングなどの待ち時間で利用している人は、そのレッスンが週一程度なので、多くて週一、そのうち買い物などの用事にかこつけて、利用回数が減っていることも多いでしょう。
回数が多いうちはいいのですが、利用回数が減ってくると、罪滅ぼしのように、何時間も筋トレに励む人が多いようですが、これはかえって、筋肉を傷めることになり、不健康となるようです。

そのため、ダイエット目的で利用していたとしても、内臓脂肪は減らず、そして筋肉破壊も起こしているかもしれないのです。

週一の筋トレが筋肉破壊になるメカニズム

週に一度だけ筋トレまたはスポーツを取り入れるのは悪いことではありません。
その週に一度の筋トレやスポーツのために、毎日、ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を取り入れている人は問題ありませんが、毎日の有酸素運動なしで行うと、筋肉を急に動かすことになり、筋肉がビックリして「筋肉破壊」を起こすのです。
こういう方は、筋肉痛を伴っていますが、この筋肉痛がクセモノです。
運動した時に筋肉痛が起きる原因は、骨格筋細胞に多く含まれる「クレアチニンキナーゼ」という酵素が、血中に漏れ出すためと考えられています。
※参考文献『運動生理学の基礎と応用 -健康科学へのアプローチ』ナップ

クレアチニンキナーゼは慣れると活性されない?

毎日、有酸素運動の習慣がある方は、「クレアチニンキナーゼ」の活性自体が少ないので、週に一度のスポーツを取り入れても、筋肉破壊の心配はほぼありません。
ただし、日ごろの努力なしに、週に1度程度の運動を取り入れると、かえって筋肉疲労がカラダに蓄積されてしまい、負担となっていることの方が多く、せっかくの健康習慣がムダに終わることになるのです。

「筋肉破壊」という呼び方は、医療機関やスポーツ関係者の間で使われている用語で、「クレアチニンキナーゼ」の活性、すなわち筋肉痛は注意が必要なのです。
筋肉痛になると、数日間、カラダの動きがぎこちなくなり、辛い思いをした経験もあるでしょう。
それを防ぐために、テニスやマラソン、エアロビクス、野球、サッカーなど激しい運動前には必ず準備体操をするのですね。
筋肉痛になると、クレアチニンキナーゼの活性で、特に頭を支える首周りの筋肉に影響して、リンパの流れが悪くなり、顔のムクミや、血色の悪い顔色になる場合もあります。
日ごろの運動習慣(有酸素運動)がいかに大切かがわかりますね。

さいごに

内臓脂肪を減らすには、特に筋肉が健康でなければ落ちてくれません。
そのために運動習慣は必要なワケですが、間違った方向にならないよう、有酸素運動を取り入れて、相乗効果になるよう、週一のスポーツ(筋トレ)を続けてみましょう。
毎日、歩く機会を増やす、TVを見ながらストレッチや、腹筋・背筋・スクワットをするなど、工夫すれば時間もお金もかけずに取り入れられるでしょう。