AnnaBabyTokyo

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糖質制限は内臓脂肪を減らすが長期間はタブー?

糖質制限ダイエットが一般化してずいぶん経ちますが、実践している方も多いことでしょう。
ガマンするダイエットは長続きしないので、糖質制限のスイーツ類はありがたく活用するとして、主食のご飯を抜いている人は、長期化するとかえって危険です。
カラダが高脂肪高タンパク状態になるので注意が必要です。

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糖質制限は内臓脂肪を一時的に減らす

糖質制限食はもともと、糖尿病や肥満症などの治療食です。
病気を改善するために、一時的にご飯やパンなどの主食と菓子類を徹底的に減らすと、短期間で内臓脂肪を中心に、あらゆるカラダの部位の脂肪を減らすので効果的ではあります。

病気が改善し、目標体重や体脂肪率をキープできるようになると普通食に戻すのが本来の活用法でした。

糖質制限を行うと、特に肝臓周りについた内臓脂肪が減らせるので「脂肪肝」の改善に役立つと考えられています。
しかし、長期において糖質制限を行うと、今度は脂肪肝が悪化するケースも見られたということです。(慶應大学医学部調べ)

そのため、厳格な糖質制限を行う場合は、内臓脂肪を一時的に減らすのに役立つ手段として取り入れ、長期にわたって活用しないようにしましょう。

ゆる糖質オフが理想

糖尿病や脂肪肝、肥満症など、特に早急に内臓脂肪を減らさなくてはいけない状況でなければ、ゆる糖質オフで十分、肥満や過体重の予防になるでしょう。
今までのご飯を半量にしたり、夕食時のご飯だけ抜いて、朝昼はいつも通り食べるなどです。
またスイーツを必ず毎日食べる人であれば、スイーツ類を、糖質制限のものに変えるだけでも、1日の糖質がかなり抑えられます。

そして白米派の人は大麦や雑穀を混ぜて炊いたり、おにぎりなど冷たいご飯を中心にすれば血糖値の乱高下が防げ、余分な糖質が脂肪として蓄積されるのを避けれるでしょう。

パン派の人は、白い精製小麦のものを避け、全粒粉パンやライ麦パンなどにチェンジしてみましょう。

こうしたゆるめの糖質オフでも、十分内臓脂肪を落とすことができるそうなので、取り入れてみましょう。

さいごに

厳格な糖質制限食を続けると、はじめの頃は内臓脂肪が確実に減り、脂肪肝などが改善しますが、前述のように長期にわたると脂肪肝はまた悪化するのですね。
アメリカの糖質制限の父と呼ばれたアトキンス博士(アトキンスダイエットの提唱者)は晩年、糖質制限を行っていたにも関わらず、結局、カラダが高脂肪高タンパク状態で、肥満に苦しんで死去したそうです。

糖質を完全に抜いてしまうと、糖質を材料につくられるグリコーゲンが不足して筋肉もなくなってきます。
そうすると脂肪は溜まりやすくなり、一時的に減った内臓脂肪がまた増え始めるということです。

目的にあった糖質制限食を取り入れるようにしましょう。