AnnaBabyTokyo

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健康診断の数値を理解して隠れ肥満を発見する方法

昨日の記事で「隠れ肥満」についてご紹介しました。
その中で、健康診断ではわかりにくいと説明していましたが、1つだけ隠れ肥満を読み解く数値があります。
しかし「隠れ肥満」として健康診断結果の書類に明記してくれるわけではないので、ご自分でその数値を読み解く方法を知っておきましょう。

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肝機能の値「AST」と「ALT」に注目!

会社や学校などで、健康診断を受けることはほぼ義務付けられていますね。
朝から順番待ちをして、結構大変な思いをして参加しているはずです。
しかし、診断結果を大切に保管している人は少ないと言われています。
これはあまりにもったいないことです。
せっかく大変な思いをして受診した健康診断の数値はぜひ、有効利用しましょう。
「異常あり」を見つけると、即病院へいくなどの行動に移すと思いますが、「異常なし」と書かれていると安心してしまいますよね。
でもこれだと「隠れ肥満」は見逃してしまいます。
隠れ肥満の該当者は、たいてい、普通体重やほっそりとした人が多いので、健康だと思いがちなのです。

隠れ肥満を読み解く数値は肝機能の値として知られている「AST」と「ALT」の欄です。
診断結果によってASTは「GOT」、ALTは「GPT」と書かれている場合もあります。

隠れ肥満はどうやって読み解く?

健康診断の結果表を捨てずに置いている人は、まず「AST(GOT)」と「ALT(GPT)」の欄を探してみてください。
ここで「異常なし」となっていても安心はできないのです。

  • AST(GOT)とは?
    肝細胞が破壊されていることを示す数値
  • ALT(GPT)とは?
    肝臓の機能に異常が出ていることを示す数値

内臓脂肪が蓄積されていない場合は、「AST(GOT)」の数値の方が高く出ます。
そして内臓脂肪が蓄積されていると「ALT(GPT)」の数値が高くでるのです。

例を見てみましょう!
AST(GOT)の基準値は「10~40」、ALT(GPT)の基準値は「5~45」となっています。
それぞれこの範囲内だと健康診断表には「異常なし」と書かれてあるはずです。
しかし、

  • AST(GOT)の数値が23
  • ALT(GPT)の数値が25

だとすると、ALT(GPT)の方が高いので、「隠れ肥満」ということになります。
例えこの数値が、

  • AST(GOT)の数値が17
  • ALT(GPT)の数値が19

と全体的に低めであってもALT(GPT)の数値の方が高いので隠れ肥満ということです。

さいごに

健康診断の「異常なし」だけでは見逃してしまう「隠れ肥満」はほっそりした人ほど要注意なので、ALT(GPT)の数値の方が高い人は、自発的に医療機関の「エコー検査」などを利用して脂肪肝の危険が迫っていないか、早めに対策をとっておきましょう。
スリムな方でも脂肪肝になっている人はいますし、糖尿病への危険も潜んでいます。
隠れ肥満の詳細については、昨日の記事も一緒にお読みいただき、対策にお役立てください。