AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

持久力は植物性食品で培われる?

アスリートや筋トレを頑張っている人たちは、お肉などの動物性タンパク質を多く摂るよう、トレーナーなどに指示されることが多いようですね。
しかし、肉食中心のアスリートはケガが多く、植物性食品を中心とした食事を摂っているアスリートの方が持久力が高いことがわかってきました。

f:id:annababytokyo:20190320115826j:plain

持久力をつけたいなら野菜や果物中心の食生活を

アメリカのジョージワシントン大学などの共同研究によると、野菜や果物など、植物性食品中心の食事内容は、特にアスリートの心臓を守り、持久力が高まり、高いパフォーマンスを残せることがわかってきました。

野菜や果物、豆類、オリーブオイルなどの植物性油脂の摂取が多いと、運動後の筋肉疲労の回復も早いため、よりカラダへの負担が少なく、カラダが資本のアスリートによっては有利に働くようです。

植物ベース食はカラダにどう影響しているの?

植物ベースの食事は、主に血中の脂質や血圧をコントロールするため、心臓病の1つである動脈硬化を防ぐことが挙げられています。
そして動物性食品からの飽和脂肪酸の摂取が少ないので、体脂肪がつきにくく、持久力の目安となっている「最大酸素摂取量」が上がることも挙げられています。

また、運動後の筋肉疲労の回復は、筋肉などの器官に酸素を送ることが重要だとされていますが、これも植物ベース食だと有利に働くようです。

動物性食品を控えることによって、血液の粘度も下がるので、血管の柔軟性が改善して、血流が良くなり、カラダ全体にも酸素が速やかに行きわたることも大きなメリットのようです。

野菜や果物の抗酸化力もカギ!

そして野菜や果物にはビタミンやミネラルの他、ポリフェノールやフィトケミカルなどの機能性成分も多く含まれ、抗酸化力が富んでいることも挙げられています。
代表的な抗酸化物質は、ビタミンCやE、A、アントシアニン、などがありますが、いずれも血流を良くたり、カラダを酸化から防ぐ作用があるので、筋肉疲労になりにくいことが大きいようですね。
※参考:『Nutrients』2019年1月

さいごに

筋肉をつけるために、お肉をモリモリ食べているご家庭は、かえってお子さんのスポーツの成績を悪くしているかもしれませんね。
運動習慣を大切にしているパパママ世代も、スポーツの習い事をしているお子さんも、お肉の摂取を少し控えて、野菜や果物、大豆製品などの摂取を増やしてみましょう。

スポーツは筋肉を鍛えたり、パフォーマンスの練習も大切ですが、カラダが資本なので、運動による疲労からの回復と、持久力を司る心臓の健康を守る食事法が、何よりも大切と言えそうですね。