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夜食にカッテージチーズを摂ると筋力UP?米・研究

夜食にカッテージチーズを食べると筋肉の質を上げ、体脂肪の減少につながることが、アメリカの最新研究でわかってきました。
カッテージチーズは、カルシウムも含むので、受験勉強中のお子さんの夜食にもピッタリかもしれません。
詳細を見てみましょう。

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夜食にカッテージチーズを食べることが推奨?

乳製品の摂取は、体脂肪を増やし、肥満や糖尿病(小児肥満や小児糖尿病も含む)の観点からは、摂り過ぎないように注意喚起が促されていますね。
しかし、チーズやヨーグルトなど、乳を一度発酵させているものに関しては、多くのエビデンスより、カラダにさほど不健康な影響は与えていません。
チーズに関しては、カロリーが高いイメージがありますが、量を抑えれば問題ないとされています。

そんなチーズの中でも、特に脂肪分の少ないカッテージチーズは夜食として食べておくと、筋肉の質を上げ、体内代謝が良くなり、そして全体的にカラダの健康度をUPすることが、アメリカのフロリダ州立大学の研究で明らかになってきました。

カッテージチーズは就寝前に食べるとなおいい?

研究では、20代前半の活動量が多い女性10名を対象に、タンパク質の摂取状態を観察しました。
女性たちは就寝前の30分から1時間前の間に、【A】カッテージチーズ(タンパク質量30g・炭水化物量10g・脂質0g)、【B】プロテインサプリメント、【C】プラセボ(タンパク質を含まない偽サプリメント)のどれかを摂取して就寝しました。

その経過を調査したところ、【A】のカッテージチーズを摂って就寝した人たちは、【B】のプロテインサプリを摂った時と同じように筋力UPの作用が見られたとのことです。
また、【A】グループの方が、むしろ体脂肪の増加も抑えられていたとのこと。
研究者たちは、筋力UPの観察研究は、これまでサプリメントでは多く観察できていたが、実際の食べ物で観察できたのは稀なケースで、今後の筋力UPの研究に貢献していく研究結果となったと、述べているそうです。
※参考:『英国栄養学雑誌』2018年11月

筋力UPは日常生活で重要!

筋力UPは男性の筋トレや、スポーツ選手に必要なことだと思われがちですね。
しかし、お子さんの成長や、男性よりも筋肉がつきにくい女性の健康維持、そして高齢者の筋力低下など、筋力UPはどんな人にも必要なことです。

筋力が低下すると、駅や商業施設での階段の上り下りも苦痛になりますし、長時間歩くこともできなくなります。

また筋肉は手足だけではなく、脳や顔、眼球にも存在し、脳の活性化や、引き締まった小顔、ピンと張ったお肌、眼精疲労予防にも大きく貢献しているのです。

「筋力が落ちてきた」と思う方は、夜食にカッテージチーズを取り入れると、短期間で質の良い筋肉が手に入るかもしれませんね。

カッテージチーズを作ろう!

カッテージチーズは、スーパーでも購入できますが、安価なプロセスチーズと比べるとやや高価かもしれません。
しかし、牛乳とお酢があれば簡単にご自宅で作れるので、トライしてみましょう!
作る過程で、乳脂肪分は分離されて無くなると考えられているので、ダイエット中の人も、体脂肪が落ちるようなので、取り入れてみましょう。
乳アレルギーの方は豆乳で作ってもOKです。

【材料】作りやすい分量

  • 牛乳または豆乳 500cc
  • お酢またはレモン果汁 大さじ2
  • 塩 2つまみ程度(お好みで調整してください)

【作り方】

  1. お鍋に牛乳(豆乳)を入れて、弱火で沸騰直前まで温める。
  2. 一度火を止め、温かいうちにお酢(レモン果汁)と塩を入れる。
  3. 1~2分経過すると、乳の液体がおぼろ状になるので、軽く水で絞ったキッチンペーパーをザルにセットし、ボウルを受け皿にして濾す。
  4. キッチンペーパーの4隅をよせて、破れないようにそっと絞り、再び開いて残った搾りかすを器に取り出して出来上がり。

乳成分にお酢またはレモン果汁に含まれる核酸が化学反応を起こして発酵が進み、カッテージチーズができます。
お子さんと一緒に作ると、自宅にいながら科学実験の体験もできて楽しいでしょう。
※牛乳(豆乳)はくれぐれも沸騰させないよう注意してください。

さいごに

余談になりますが、冷たいままの牛乳(豆乳)にお酢(レモン果汁)を入れると、ドロリとしたヨーグルトドリンクになります。
はちみつやてんさい糖シロップなどの甘味を入れると、インド料理に出てくるラッシーになるので、別の機会にお試しください。

筋力UPは運動も大切ですが、筋肉そのものを作る材料は日頃の食事から得なければいけません。
質の良い筋肉を維持するために、ぜひご参考に!