AnnaBabyTokyo

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子どもの自閉症、妊娠期のママの農薬レベルが関与?

幼少期のお子さんが自閉症になった場合、原因の1つとして、ママの胎内の農薬濃度や化学物質の濃度が高いことも挙げられています。
価格が安すぎる野菜や果物、玄米、そして加工食品やインスタント食品に含まれる化学物質は、健康被害だけではなく、妊婦さんの場合は、お子さんの未来にも関わるので注意が必要です。

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自閉症とは?

自閉症は、複雑な神経発達障害で、原因は人によって様々です。
自閉症の傾向としては、

  • コミュニケーション能力の低下
  • 対人関係や日常生活で出くわす様々な出来事の対応が困難になる
  • 繰り返し行う身体能力などに問題が生じる

などの特徴があります。

学童期や青年期の自閉症は、家庭環境や学校でのいじめなどのトラウマが原因となることもあります。
しかし乳幼児期の場合は、まだ悲しみや怖いといった感情が薄いので、胎内環境も関与しているのではないか、と考えられていました。

そこで、アメリカの精神医学会では、継続的に有機汚染物質を摂取し続けている母体の胎内で育った赤ちゃんと、自閉症との関連性が調査されました。

農薬や食品添加物などの継続摂取は怖い

妊婦さんではなくても、人として食生活で継続的に有機汚染物質を摂り続けていると、健康や環境に悪影響を与えるとして、世界中で問題視されていますね。

研究では、農薬や食品添加物などに多く含まれるDDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)の分解生成物であるDDE(p、p'-ジクロロジフェニルジクロロエチレン)の濃度が調べられました。

十数年以上も前から、DDTやその他の有機汚染物質は、多くの国で禁止されていましたが、食物連鎖の関連で、完全に廃止することはできず、結果的に、知らず知らずのうちに継続的に摂取しているケースが多いようです。

こうした化学物質は胎盤を横切って移動するので、出生前の子どもにも汚染されてしまうのだそうです。

母体の農薬(化学物質)濃度と、子どもの自閉症の関係

研究では、自閉症と診断された750名の子どもから採取した、母体の血液中のDDEレベルが調べられました。
全国の出生児と比較したところ、血中のDDEレベルが高いと、75%も自閉症となるリスクが上昇することがわかりました。
また、知的障害者に関しては、2倍のリスクがあるとのことです。
※参考:『アメリカ精神医学会』

妊活中や妊娠期は、なるべくオーガニック野菜を

神経質になる必要はありませんが、妊活中や、妊娠期、そして授乳期のママは、できる限り、無農薬野菜や果物を食べるようにしましょう。
お持ち帰りのお惣菜でも、有機野菜を使い、化学調味料を使っていないものもあります。
白米に関しては、精白過程で、ほとんどの農薬が取り除かれていますが、玄米を食べる際は、必ず無農薬のものを選んでください。
玄米は残留農薬がかなり高いのです。
野菜は加熱調理をすると、農薬の被害は少ないと考えられていますが、サラダなど、生で食べる野菜や果物だけでもオーガニックのものにしておきたいですね。

化学調味料や加工食品も注意

野菜や果物、穀類の残留農薬よりも、むしろ加工食品やインスタント食品に含まれる化学調味料や食品添加物の方が、カラダに蓄積されやすいかもしれませんね。

便利な世の中になりましたが、一見、自炊しているように勘違いしてしまう、お料理のもとは化学調味料にまみれているので、くせ者です!
中華料理系でおなじみの麻婆豆腐やチンジャオロースのもとなどです。
カレールーやチャーハンのもと、パスタソースなども100円前後で購入できますし、ちゃんと野菜などの材料は自分たちで用意するので、安心しがちです。
しかし、今はネットでレシピサイトが充実しているので、それらを参考にして、基本の調味料のみでお料理するようにしましょう。

さいごに

ママの食生活が、ダイレクトにお子さんの未来の心身に影響してしまうのは悲しいことです。
原因がわかれば、避けるべき食べ物ものわかるので、ぜひご参考に!