不妊治療を受けている女性が年々増えており、問題になっていますね。
そんな妊活中の女性にデンマークから朗報!?
どうやらお肉を魚に置きかえるだけで、妊娠率が高まるそうです。
詳細を見てみましょう。
赤肉と加工肉を魚介類にかえると健康利益が!?
デンマーク工科大学の食品化学研究で、赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ウィンナー、ベーコンなど)を良く食べている人は、それを魚介類に置きかえるだけで実質的に健康利益が格段に増えることがわかってきました。
特に出産適齢期の女性と、50歳以上の男性において顕著なのだそうです!
肉類を魚介類にかえると134の傷害が減る?
研究では、人口10万人分のデンマーク人の食事データを解析しました。
対象者には肉類の摂取を魚介類に置きかえるよう推奨し、経過を観察したところ、1年間で、不妊などを含め、約134種類の健康被害が軽減されることがわかったのです。
そして年齢別に統計を取ると、出産適齢期の女性と50歳以上の男性の健康度が有意に改善されたということです。
魚介類でもマグロは効果なし?
ただし、ニシンやサバなど、脂肪酸の多い魚介類は健康度UPに貢献しますが、マグロばかり食べている人は、ヒトが必要とするオメガ3系脂肪酸の摂取量に満たないため、肉類の摂取を控えても、さほど効果は見られなかったそうです。
またマグロは、高濃度のメチル水銀を含むケースも多く、出産適齢期の女性は特に食べない方がいいそうです。
※参考:『食品化学物質毒性学』2019年4月
さいごに
デンマークの研究ではありますが、日本でもマグロは水銀含有が多い魚にあがっているので、妊活中の女性は食べない方が賢明かもしれませんね。
肉類の摂取は、妊活だけではなく、乳がんや子宮ガン、大腸ガンなど、女性の健康被害を招くという報告が多く上がっているので、お肉の摂取はほどほどにして、魚を食べる機会を増やすようにしましょう。
特にDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸を多く含む、サバやあじ、あゆ、サンマ、いわしなどの青背魚を!