AnnaBabyTokyo

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疲れないカラダづくりに「スタンフォード式食事術」

『スタンフォード式 疲れない体』という書籍がベストセラーになり、今もなお売れ続けていますね。
主に大学生のスポーツ選手の食事管理を中心に書かれているので、成長期のお子さんの食事や筋トレや運動を取り入れた食事管理をしている人にはピッタリの内容でしょう。
日本でも一般化してきた「野菜から先に食べる」方法も取り入れられています。
詳細は実際の書籍に譲るとして、参考にポイントだけ見てみましょう!

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野菜から先に食べる!

数年前から日本でも「ベジファースト」「食べる順番ダイエット」という名のもとに、食事の最初に野菜から食べると言う食事法が一般化してきましたね。
実践されている人も非常に増えていますし、メタボ系のおじさまがコンビニでサラダを買ったり、ファミレスのサラダバーに出没しているのもよく見られる光景となりました。
「スタンフォード式」によると、野菜から先に食べるのは、疲れないカラダを作るためには必須項目なのだそうです。
また野菜の食べ方にもポイントがあり、「そのまま食べること」なのだそう。
サラダの場合も、市販のドレッシングは砂糖や酸化した油の添加が多いので、ごく少量かオリーブオイルと極少量の塩などで食べるといいようです。
温野菜も蒸したり、30秒ほどの短時間だけ茹でる、といった調理が基本で、煮込み料理は基本食べないそうです。

メインは鶏の胸肉

スポーツ選手の体力作りにはタンパク質食品が必須ですね。
それには鶏の胸肉やささ身が中心とのこと。
理由は疲れを摂る成分であるイミダペプチドが豊富なことと、胸肉やささ身は脂肪分が少ないことも挙げられています。
また、脂肪の少ない赤身肉もおススメで、理由はやはり疲れを摂るL-カルニチンが含まれているからとのこと。
調理方法はテフロン加工のフライパンで油を使わずにソテーやステーキにしたり、蒸すのがおススメだそうです。

おやつはナッツとフルーツ

おやつはタンパク質や良質の脂肪酸が含まれる無塩のナッツ類。
クルミ、ピスタチオ、カシューナッツ、アーモンドなどが多く、塩や砂糖が添加された商品が多いピーナッツはあまり取り入れていないそうです。
また、糖分は多めですが、疲労回復作用のあるビタミンやミネラルが豊富なので、果物はOKだそうです。

炭水化物は全粒粉パン、ライ麦パン、雑穀、玄米

基本的に白く生成された小麦粉でできたパン類はタブーのようで、全粒粉パンやライ麦パンが炭水化物の中心。
そして雑穀や玄米も取り入れています。
雑穀は食物繊維が多いことと、ビタミンやミネラルも多く、体内の疲労物質が溜まりにくくなるから推奨されているそうです。

和食はタブー?

「スタンフォード式」の筆者の博士は、実は日本人!
しかし、和食は砂糖と塩の添加が多いので、カラダが疲労しやすいとコメントされています。
和食は野菜も多く取り入れていますが、煮込んだり茹でたりと、野菜の栄養価が落ちやすい調理法が採用されているので、それも問題のようですね。
※参考書籍:

スタンフォード式 疲れない体

スタンフォード式 疲れない体

 

和食を取り入れるなら?

スタンフォード式の食事術は素晴らしいですが、それはアメリカだからこそ。
やはり日本で和食が食べられないのは悲しい物がありますよね。

ここからは筆者の観点で、和食を「疲れないカラダ」に適した工夫点を考察して、ご紹介したいと思います。
和食は甘辛く煮つけることが多いので、砂糖は糖質ゼロのラカントにするか、腸内でオリゴ糖として腸内細菌のエサとなるテンサイ糖に変えるといいでしょう。
醤油は減塩タイプのものを。
これだけで疲労物質となる砂糖や塩の添加は大幅に下げられます。

また野菜に疲れを摂るカリウムが豊富ですが、確かに煮込んだり茹でたりすると、水溶性の成分であるカリウムも、せっかく野菜に含まれているビタミンやミネラルも流出してしまいますよね。
煮込み料理の際は、一度、短時間で調理できる電子レンジで蒸し、野菜が熱いうちに、調味料をしみこませれば、本来の調理法とほぼ近い味が再現できるうえ、栄養価の損失も少ないと考えられますので、ぜひ実践してみてください。

野菜の栄養価を落とさないのは短時間加熱がキーです。

さいごに

日本でもここ数年来のダイエット常識となりつつ「食べる順番」や「ベジファースト」は、スタンフォード式と共通していることが多いので、空腹時に野菜から食べることは大切なようですね。
特に野菜の栄養価は疲れないカラダ作りには必須なので、調理法を工夫して、野菜の栄養を丸ごと食べらるようにしましょう。