AnnaBabyTokyo

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学齢期の食生活が身長に左右する?National Clinical Database研究

国によって、身長や体格の差がありますよね。
各国の研修者が賛同した研究機関『National Clinical Database』の調査により、学齢期の栄養状態によって、19歳時点の身長に20cmもの差ができるとのこと!
詳細を見てみましょう。

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学齢期の栄養不良で、身長差が?

日本人研究者も賛同している『National Clinical Database』の研究により、国によって児童の成長曲線に極端な差が出ていることがわかってきました。
19歳の時点で、国家間で最大20cmもの差があるとのこと!

世界193ヶ国の児童データより解析

研究チームは、世界193ヶ国の5歳から19歳の児童データを解析しました。対象人数は、約6,500万人。
その結果、ヒトの健康と食事の質の指標となる、学齢期の栄養不良が、児童の身長と体重に左右することがわかってきました。
国によって大きく異なり、身長の最も高い国と、最も低い国の19歳時点の身長差は20cmとなりました。

19歳時点で最も背の高い国々は?

1985年から2019年までのデータを解析したところ、2019年に19歳となる最も身長が高い国……!?
  • オランダ
  • モンテネグロ
  • デンマーク
  • アイスランド

最も低い国は……?

  • 東ティモール
  • パプアニューギニア
  • グァテマラ
  • バングラディシュ
などとなっていました。

35年の間に平均身長が改善された国々は?

  • 中国
  • 韓国
  • 東南アジアの一部の国々
ということでした。

どこの国も5歳時点ではほぼ同じだが……?

多くの国での5歳児の身長・体重は健康的な平均範囲に留まっていました。
しかし、学齢期に入ると、栄養改善が国によって基準が違うため、不均衡(ふきんこう)が見られました。
家庭環境や経済状況、それに加えてコロナの影響などで、ますます栄養格差により、子どもの成長にも影響が出るだろう、と推測されています。
※参考:『ランセット』

さいごに

身長が伸びる時期は、人生の中でも限られています。
学齢期の食生活が、いかに大切かがわかる、研究内容でしたね。