AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

バイオプラスチックも毒性が?細胞やホルモンに損傷か?ドイツ・研究

使い捨てのスプーンやフォークなど、簡易カトラリーとして用途のあるバイオプラスチックは安全性が高いと言われていましたが……?
ドイツの最新研究によると、通常のプラスチックと同様、毒性があるようです!?
詳細を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20201113203931j:plain

バイオプラスチックも毒性が?

ドイツのゲーテ大学(ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン)の研究により、バイオベースのプラスチックは、通常のプラスチックよりも安全ではないことがわかってきました。

研究によると、バイオプラスチックには、「セルロース」と「デンプン」をベースにした製品が多いとのこと。
こうした製品には、最も多くの化学物質が含まれており、実験室の条件下で、より強い毒性反応が引き起こされたようです。

バイオプラスチックの毒性とは?

バイオプラスチックを調査したところ、「インビトロ」という毒性が検出され、細胞への直接毒性や、ホルモンのような作用が起こり、身体のバランスを乱す可能性があるそうです。

調査では、使い捨てのカトラリーの他、チョコレート包装紙、ドリンクボトル、ワインコルクなど43種類のプラスチック製品が対象となったとのこと。

製品の約80%に、1,000種類以上の異なる化学物質が含まれていました。
この中には、20,000もの有毒な化学物質が観察されたそうです。

試料の組み合わせ次第で無数の化学物質が!?

研究者たちは、製品によって原料が違うため、試料の組み合わせ次第で、これほど多くの異なる有害物質が出てくるとは、予想していなかったそうです。
よって、これらを完全に追跡することは不可能です。
一見、似たような製品でも、独自の化学組成ができています。
例えば、バイオポリエチレン製のビニール袋には、同じ素材でできたワインのコルクとは、全く異なる物質が生成されています。

現在、こうした物質が環境や人々の健康に、どこまで害を与えるかは検証できていません。
しかし、バイオプラスチックは、思っている以上に有毒だということは否めないようです。
※参考:『環境国際版』

さいごに

プラスチックごみが世界中で増えているため、様々な取り組みが行われていますね。
日本ではレジ袋の削減で、プラスチックごみを減らす方向ですが、使い捨てカトラリーや、製品パッケージなど、まだまだ課題が山積みのようですね。
プラスチック製品には「有害物質がある」という認識を持って、個々人が気を付けていきたいですね。