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妊婦さんの魚摂取は週3回以内がベスト!? アメリカ・研究

妊婦さんが週に1~3回、魚を摂取すると、胎内の赤ちゃんの代謝機能が高まるようです!アメリカの最新研究を見てみましょう。

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妊婦さんの食事に魚は重要!?

アメリカのサザンカリフォルニア大学ケック医学校の研究によると、冒頭のようなことがわかってきました。

研究では、欧州5ヶ国の805組の母子ペアを対象に、妊娠中の魚の摂取と、出生後の子どもについて検討を行いました。

母親は、妊娠中にどのぐらい魚を摂取していたかを尋ねられ、水銀の曝露検査も受けました。
一方の子どもたちは、6歳児と12歳児の時点で臨床検査を受けています。
検査内容は、「ウエスト周囲径」「血圧」「HDL-コレステロール」「中性脂肪」「血中インスリン」などを測定し、メタボリックシンドロームスコアが計算されました。

その結果、冒頭のようなことがわかったのです!

調査結果の詳細は?

データを解析した結果、週1~3回、魚を摂取していた母親から生まれた子どもは、週1回未満しか魚を摂取しなかった母親から生まれた子どもと比べると、メタボリックシンドロームスコアが低いことがわかりました。
しかし、週3回以上、魚を摂取していた母親から生まれた子どもは、これに該当しなかったそうです!
魚も取りすぎるとよくないのでしょうか?

魚摂取の際は、魚の汚染度も考慮に!

この調査で、母親は魚摂取による水銀の曝露検査も受けています。
その結果、週3回以上、魚を摂取すると、今度は逆に魚の水銀などの汚染によるデメリットの影響を受けてしまうようです。
魚は様々な栄養成分を含むので、胎内の赤ちゃんのあらゆる機能を育てるのに必要な食材です。その一方で、魚には、水銀などの海の汚染物質が含まれているので、週3回程度に抑えるのがベストだそう!この程度なら、水銀による影響は少ないとのこと。

母親の魚の摂取頻度が高すぎると、子どものメタボリスクも上昇?

妊婦さんが、自身と赤ちゃんの栄養を考え、毎日のように魚を食べていると、今度は逆に、生後、子どものメタボリックシンドロームスコアが高まる、とのデータも出ています。
※参考:『JAMAネットワークオープン』

さいごに

身体にいいと言われているどんな食材に対しても、やはり食べすぎには注意しなければいけないということですね。
妊婦さんは、野菜や果物、そして時には肉料理など、他の食材とのバランスも考えながら、魚料理を取り入れていきたいですね。