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マイクロブレイクとは? 欧米で主流のストレス緩和法~アメリカ・研究

最近、欧米では、仕事で疲れている人たちに「マイクロブレイク」を推奨している企業が増えているそうです。
5分ほど休憩を意味する「マイクロブレイク」に、どんな心理作用があるのでしょうか?
アメリカの最新・臨床心理学研究を見てみましょう。

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マイクロブレイクで作業効率があがる?

アメリカのノースカロライナ州立大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
マイクロブレイクを取り入れると、従業員の「朝の倦怠感」が緩和され、1日を通して仕事にうまく、取り組めるようになるのだとか!?
マイクロブレイクは一見、仕事をサボっているように見えてしまいますが、必ずしも悪いことではなく、むしろ仕事の効率アップにつながっているこが、調査でわかってきました。

マイクロブレイクとは?

マイクロブレイクとは、短時間で自発的かつ即席の休憩時間を持つことで、時間にすると5分程度のものです。
おやつを食べたり、同僚と立ち話をする、同僚とチャットする、ストレッチをする、気分転換にクロスワードパズルをする、といった裁量的な活動をさします。
※喫煙は推奨できませんが、人によっては「タバコを吸う行為」がマイクロブレイクになることも!?

ようは、必要な時に、マイクロブレイクを行うことで、働く人たちに自律性を与えることに繋がります。
そうすると、企業の利益にもつながり、従業員が1日を通して働き続ける効果的なエネルギー管理にもなるようです。

アメリカの最新調査内容は?

研究チームは、アメリカ国内で働く約100名の労働者を対象に調査を行いました。
対象者は、10日間連続で1日2回(午前中と終業時)、アンケートに答えました。
2回目の調査では、韓国人労働者約200名も加わり、5営業日1日3回のアンケートに回答しました。

アンケートの調査事項は、「睡眠の質」「倦怠感のレベル」「仕事への関心度」「その日の職場での経験」といった内容で、その後、データ収集後、解析されました。

同時に、マイクロブレイクの関与も日々、変動が調べられました。

朝の出勤時(始業時)に倦怠感を感じやすい?

解析の結果、多くの人たちは、仕事の始業時や朝の出勤時に倦怠感を感じやすいことがわかってきました。
マイクロブレイクとの関連を調べていくと、朝の倦怠感を感じた日は、適宜、マイクロブレイクを取り入れると、最終的に仕事へのヤル気といったエネルギーレベルを維持するのに、大きく貢献することもわかりました。
朝の始業時に、倦怠感を感じた人は、「サボっている?」と思わずに、マイクロブレイクを取り入れてみましょう!

マイクロブレイクは1日を通しての仕事の活力に!

根結果をふまえ、研究者たちは、

マイクロブレイクは1日を通して、仕事へのエネルギー資源を管理するのに役立つことがわかりました。
これは、「疲れている」と感じている日に、特に役立ちます。

と述べています。
※参考:『応用心理学雑誌』

さいごに

何事も根を詰めすぎると、心身ともに疲労困憊してしまいます。
短い休憩を適宜取り入れて、仕事の効率化を目指したいですね。