新型コロナウイルスのパンデミックで、特に女性の間では野外活動が増加したそうです。
アメリカの最新調査の詳細を見てみましょう。
外出規制のアンケート統計による調査
アメリカのバーモント大学の研究で、コロナ禍の外出規制で、人々の行動をオンライン調査しました。
バーモント州に住む約3,200名を対象に、アンケートを実施。
2020年5月から開始しました。
人々の行動は大きく変化!
アンケート調査の結果、ジャンルごとに統計をとると、以下のようになりました。
- 野生生物の観察:64%
- ガーデニング:57%
- 写真撮影など野外での芸術活動:54%
- 野外で一人でリラックスする:58%
- ウォーキング:70%
となっています。
頻度が下がった野外活動は?
野外活動が増えているように思えますが、逆にこれまでの調査から減った野外活動は、以下の通り。
- キャンプ
- サイクリング
- ボート
- 釣り
キャンプは優位に減少していますが、他の3つは以前と変わらない程度の減少ということです。
誰もが野外活動を増加させたわけではない
しかし、「性別」「収入」「雇用状況」「都市部在住」「農村部在住」といった要因も入れると、野外活動を増やした人が多い、とは言えないようです。
ただ、全体的に性別で見分けると、女性は男性よりも多くの種類の野外活動を増加させていました。
研究者たちは、女性のほうが、パンデミックに対して、ストレス解消の必要性が高い。
男性よりも自然に頼る可能性が高い、と考察しています。
※参考:『プロスワン』
さいごに
ヨーロッパのデータでも、コロナ禍で、女性のウォーキング率が高まったという報告も出ていますね。
ストレス解消のため、引きこもりがちな人は、座る時間を減らし、野外を散策する習慣を持つといいですね。