AnnaBabyTokyo

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栄養不良児の腸内の改善食

育ち盛りのお子さんの食事は栄養バランスが大切ですよね。
しかし、栄養が極端に偏ると、栄養不良児となり、腸内環境も悪くなります。
そんな時の改善食にはどんな食材がいいのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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植物由来のタンパク質食品がカギ?

アメリカのセントルイス・ワシントン大学が行った臨床試験では、バングラデシュの栄養不良児、約60名を対象に、腸内細菌叢や血液検査を行いました。
対象となった栄養不良児は、死期が迫っているほど重篤な状態ではない子どもたちが選ばれています。

対象者は4つのグループに分けられ、新たな改善食プラン3つを食べてもらった3つのグループと、いずれの改善食も取り入れなかったグループの4つに分けられました。

その結果、ヒヨコ豆、大豆、バナナ、ピーナツなどの植物由来のタンパク質食品を含んだ改善食を食べたグループの子どもたちは、腸内細菌叢が優位に改善し、栄養状態が良くなったそうです。

植物由来のタンパク質は成長も促す?

栄養不良児は一般に、骨成長、脳の発達、免疫機能、各種臓器における代謝機能などが低下しがちになりますが、前述の植物由来のタンパク質食品を食べたグループの子どもたちは、たった1ヶ月の間に全体の健康度も、明白に良くなったのだそう!
※参考:『サイエンス』2019年7月

市販の離乳食や栄養補助食品が腸内環境に影響?

研究者たちは、母乳哺育から、離乳食へ移るときに、何がベストな食品かは、まだ不確実であるが、一般に出回っている、栄養補助食品などが、乳幼児などの腸内細菌叢を悪くしているかもしれない、と述べています。

さいごに

ヒヨコ豆、大豆、バナナ、ピーナツなど、植物由来の食品は、中にはアレルギーになりやすい食品にあがっているものもあります。
その心配がなければ、大人と同じ硬さの食べ物が食べられる時期までお子さんが成長したら、腸内細菌叢をよくするという、これらの食品を、様子を見て、取り入れるといいでしょう。

そして、市販の乳幼児用の栄養補助食品は、頼りすぎず、程度に取り入れるようにしましょう。