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目のルテイン濃度が高い子どもは成績が伸びる?

アメリカのイリノイ大学の研究で、目のルテイン濃度が高い子どもは、認識力が高く、学業成績が高い傾向がある、ということがわかりました。 お子さまの学力に悩んでいる方は、ルテインを含む緑黄色野菜や、卵黄のメニューを増やすと、学力UPにつながるかもしれません!?

ルテインとは?

ルテインは、冒頭のように、緑黄色野菜や卵黄に含まれている黄色の食色素のことです。 以前より失明のおそれのある「加齢黄斑変性症」の予防や改善食にも取り入れられており、目にとって大切な栄養成分です。

ヒトの眼にもルテインが存在し、これらの食材から摂る必要があります。

ルテインは他のカラダの部位にも多くの有益性があり、活性酸素から脳細胞を守ったり、太陽光を浴びたときは、活性酸素と紫外線ダメージの両方から目の網膜を守ってくれたり、といった抗酸化作用があります。

またルテインは、他の食色素成分であるβ-カロテンやゼアキサンチンなどと比較すると、脳の全般的な健康に関与していて、脳に蓄積されやすいことから、記憶力や認識力のUPにつながります。

特に、成人よりも子どもの脳に蓄積されやすいこともわかっており、8~10歳の子どもの間では、目のルテイン濃度が高いほど、学業成績が良く、カラダと共に脳の成長も活発な学童期の大切な食事療法のカギになると考えられています。

子どもの野菜嫌いは学力が伸びない!?

アメリカでも日本でも、世界中の多くの国々で、野菜や果物の摂取を増やすよう、国をあげて国民に注意喚起をうながしています。 しかし、なかなか基準値をクリアしている国が少ないのが現状です。特に子どもはどこの国も「野菜嫌い」が影響しているようですね。

子どもに関する食事の研究調査は、肥満に焦点があてられていることが多く、子どもの認識力や学力に対する研究は、ほとんど行われてきませんでした。

子どもの学力に関する調査では、身体測定やIQ、経済環境状態、BMIなどが対象になっていましたが、この研究で、ルテイン濃度の測定も、子どもの認識力を高めるために、必要だと専門家は話しています。 ※参考『栄養神経科学』2017年8月発表

ルテインを含む食べ物

ルテインは緑黄色野菜や卵黄に含まれていますが、具体的には以下の食品群です。 成長期のお子さまの3度の食事に、ぜひとりいれてみてください。

などです。 ケールや”ちりめんキャベツ”は欧米ではよく見られる野菜ですが、日本では高級野菜となるので、上記の食材では、ほうれん草から下に挙げたものを取り入れてみてください。

カボチャはお子さんが好きな野菜ですし、にんじん・グリーンピース・とうもろこしは、冷凍食品の「ミックスベジタブル」に含まれる野菜たちです。 オムライスやハンバーグ、コロッケの具などにしのばせて、食べやすく調理してあげましょう。 オムライスなら、仕上げに卵を使ったオムレツ、ハンバーグならつなぎに卵を入れるので、一石二鳥ですね。

脳にいい食べ物は魚などが代表的ですが、ルテインを多く含んだ上記の野菜や卵でも、お子さまの学力がUPするでしょう。 毎日ルテイン入りの食事をとって、体内のルテイン濃度をママとパパも一緒に上げておきましょう。

ルテイン濃度が上がったら計算問題にトライ!

食事改善でルテイン濃度が上がった!? と思われたら、以下の「フリー学習プリント」で計算問題にチャレンジしてみましょう。

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