AnnaBabyTokyo

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子ども用食品のパッケージは成分量の誤解が多い? アメリカ・研究

乳幼児用の食品は、離乳食製品からお菓子まで多種多様ですよね。
お子さんの成長を促す、いかにも健康そうなパッケージのキャッチコピーを鵜呑みにしていませんか?
アメリカの最新研究によると、こうした子ども用の食品パッケージの説明には、実際の成分量に満たないものが多々ある事実が判明しました。
詳細を見てみましょう。

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子ども用食品パッケージは信用できない?

アメリカのペンシルバニア州立大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、市販の乳幼児食品500製品をデータ化し、成分と表示の関係を検討しました。

その結果、製品名に記載された野菜や果物が成分リストに入っていない例は、さすがに見当たりませんでした。
しかし、製品名は、必ずしも成分リストを反映していない事実が浮かび上がってきたのです。

野菜の表記は嘘が多い?

多くの子ども用食品が、子どもの野菜嫌いをなくすため、パッケージの全面ラベルに緑黄色野菜の名前を表示しています。
しかし、含有量順の成分リストでは、実際、緑黄色野菜は4番目の記載で、さほど多くは入っていないことがわかってきたのです。

濃縮果汁表記もあてにならない!?

また、子ども用飲料パッケージによくみられる「濃縮果汁」については、一般的な果物の名前は、全面表示には表れていないことが多かったとのこと。
これは製品メーカ側が、甘味料としての濃縮果汁の使用を、消費者に気づかれないための工夫ではないか? と研究者たちは睨んでいます。

製造メーカーは消費者を混乱させて利益を上げている?

こうした分析結果を踏まえ、研究者たちは、

乳幼児向け食品の製造メーカーは、消費者をあえて混乱させて、商品の購入させている可能性が高いようだ。

と述べています。
※参考:『栄養教育行動雑誌』

さいごに

テレビCMや店頭ポスター、そして製品パッケージは、とても魅力的な写真やキャッチコピーが使用されていますよね。
メーカー側の消費者心理に、惑わされないよう、しっかりと含有成分を見極めてから、商品を購入したいですね。
特に乳幼児食品は、お子さんの成長を担うので、厳しい目を持って商品を選びましょう。