AnnaBabyTokyo

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多くの人が「昼休みを取る」のに罪悪感を?その特徴5つとは?

イギリスの最新心理研究によると、多くの働く人が、法的に義務付けられている「昼休み」などの休憩を取ることに、罪悪感を感じていることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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どうして勤務中の休憩に罪悪感を感じるの?

イギリスのスタフォードシャー大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
法的に(イギリスの場合)義務付けられた勤務中の休憩は、最短でも20分は取ることになっています。
たいていは1時間ほどの休憩があるものですが、この最短の20分間でさえ、取っていないという実態が浮かび上がってきたのです。
調査によると、労働者全体の66~82%に及ぶとのこと。

休憩を取りやすい最適な方法とは?

仕事中、確実に休憩を取る最良の方法は、一緒に休憩を取る同僚や上司が近くにいることだそうです。
お昼休みに、連れ立ってランチに出かけたり、昼休みを知らせる鐘が鳴る企業は、社員が休憩を取りやすい環境となるのです。
しかし、世界各国では、ロックダウンや在宅ワークが増えているため、休憩時間を忘れて仕事にのめり込み、休憩を取ることが、かえって困難になっているのでは? と推測されています。

ビジネスパーソンの昼休み習慣5つの特徴

研究では、大企業を対象に、様々な勤続年数のビジネスパーソン「昼休み習慣」について、聞き取り調査が実施されました。
その結果、次の5つの傾向が明らかに!

  1. 人々の行動は様々な理由に依存しており、単純に「休む人」と「休まない人」が存在しているわけではない。
  2. 仕事と対人関係の影響が大きい。同僚に昼休みを取る人が多いなら、自分も取るが、逆の場合は自分も取らない。
  3. 本当に忙しく、休みたくても仕事優先になることがある。
  4. 昼休みを取ると「サボっている」気がして、不安と罪悪感を感じる。(一方そうでない人もいる)
  5. 休憩時間にデスクに残っていれば、なんらかのチャンスにつながる、と期待している

とのことです。

休憩の価値観は人によって様々

研究者たちは、調査の結果をふまえ、

休憩を取ることと、他人や自分の物理的環境との複雑な関係が明らかになりました。
ある人は、一日の中間地点で休憩を取ることの重要性を認識しています。
別な人は、デスクで昼食を摂りながらメールの返事を書くなど、軽い作業をすることで、実質的な休憩は取っていることになる、と考えています。
しかし、休憩の意味は、昼食を摂ることも大切だが、昼食に出かけていくといった行為で、身体を動かす機会を作ることです。
人々が、多くの時間を「座って」仕事に費やす時間が長く、運動をしない懸念が増加しているのです。
一番重要なのは、仕事よりも、自身の健康管理を優先することです。

と述べています。
※参考:『心理学と健康』

さいごに

仕事に集中したいときは、寝食を忘れて没頭したいときもあることでしょう。
しかし、この「座りすぎ」による健康被害は世界で深刻化してきています。
また、会社勤めだと、周りにあわせるといった心理的な影響もあることでしょう。
人と合わせることも大切ですが、健康を崩しても周りは味方してくれないかもしれません!?
健康を守るためにも、心理的ストレスを軽減するためにも、昼休みはしっかりと、罪悪感を持たずにきちんと取るようにしたいですね。