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成人後の糖尿病リスクは、早くも8歳児で兆候が!? イギリス・研究

成人してからⅡ型糖尿病に罹るかどうかは、既に幼少期、なんと8歳児のころから兆候がわかっているようです!?
どんな食行動があると、将来のⅡ型糖尿病リスクが高まってしまうのでしょうか?
イギリスの最新研究を見てみましょう。

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将来のⅡ型糖尿病リスクは8歳児で兆候が?

イギリスのブリストル大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
この研究は、1990年初頭にブリストル大学が調査を開始しており、当時の子どもたち約4,000人を、約30年にわたって追跡した結果です。
今回の調査では、8歳、16歳、18歳、25歳という4つの時期に採取した血液サンプルから、代謝に関する遺伝的リスクが解析されました。
それにより、Ⅱ型糖尿病発症のリスクがわかってきたのです。

Ⅱ型糖尿病発症の初期段階は幼少期?

糖尿病は急に発症するわけではなく、長い期間の食習慣の蓄積によるものです。
しかし、発生機序はいつから始まっているのか、不明なままでした。

糖尿病は高齢者の疾患の1つとされ、これまでは50年前からの生活習慣が影響していると考えられていました。
そのため、成人してからの食習慣に注意喚起が促されていたのですが、今回の研究で、もっと早い幼少期からだということを突き止めたのです。

幼少期の食生活は未来の糖尿病に影響?

調査では、糖尿病と診断されておらず、そのほかの慢性疾患もない子どもたちを中心に、血液サンプルが解析されています。
その結果、8歳でコレステロール値が正常でなかった子どもは、16歳になると炎症レベルが上がり、18歳で分岐鎖アミノ酸のレベルの上昇がみられたとのこと。
すなわち、成人になると糖尿病になりやすい、という傾向が8歳の時点で分かったということです。
※『糖尿病治療』

まだお酒が飲めない子どものころから、偏った食生活を送っていると、未来の糖尿病リスクが高まることがわかりましたね。

さいごに

8歳のお子さんは、まだどんな食べ物が体にいいのか、悪いのか、自己判断ができません。パパママが、お子さんの将来の健康体を考え、食事管理をしっかりとしてあげたいですね。