人類がはじめて誕生したのは、アフリカ大陸(?)という説が有力ですね。
アメリカの最新調査により、先史時代の干ばつから、人類の生命維持につながった当時の食べ物が発見されました!
それはなんと「魚介類」。特に貝類ではないかということです。
ロマンある研究発表の詳細を見てみましょう。
先史時代の干ばつ時、人々を救った食べ物は?
アメリカのニューヨーク大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
先史時代の人類は、アフリカからアラビアへ移動したと推察されています。
そこで、現在は水没している紅海の海岸線近くの化石を調査!
研究チームは、5,000年前だと推測される、約15,000個の貝を分析しました。
当時の人々の移動経路になった海岸線は、最後の氷河期後に水没しています。
そして、貝はサウジアラビアのファラサン島近くから出土したのです。
このことから、研究者たちは、
「貝は豊富に収穫できるうえ、当時の人類が食しても、大きな害を及ぼすことなく持続的な栄養源となり、人々が生き延びる助けになったのだろう。」
と推測しています。
※参考:『第四紀国際』
貝はミネラルが豊富!
一口に「貝」といっても様々な種類がありますが、海外線で豊富にとれる貝となると、「あさり」「しじみ」「ムール貝」「はまぐり」あたりでしょうか?
貝類には共通して、「鉄」「亜鉛」といったミネラルが豊富に含まれており、カロリーも低めです。
当時の調理法は定かではありませんが、生で食べたか、火をおこして焼くぐらいはできたかもしれません。
貝は焼くだけでも、独特のうま味成分「コハク酸」が出てきます。
「コハク酸」は疲労回復などの健康作用も期待できます。
夏は、汗と一緒に様々な栄養成分が流れてしまうので、鉄や亜鉛を貝類から補っておきたいです。
さいごに
先史時代の人々が、「貝」を食べ物だと認識しなければ、今の人類の歴史は変わっていたかもしれませんね。
ロマンある食べ物、海の恵みで、栄養補給したいものです。