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小児肥満ジャンクフード広告の影響?豪・研究

テレビやネット広告ではジャンクフードのCMが増えていますね。 たいていジャンクフードは、大量生産できる経済力のある大手企業なので、広告費用の予算も多くとれ、人々に周知されやすいのでしょう。 これは日本に限ったことではなく、世界中の国々でも同様です。 そして、こうした影響が子どもの健康にも及んでいるようです。 オーストラリアの研究報告を見てみましょう。

不健康な食生活を送る子どもほどTV視聴率が高い?

オーストラリアのアデレード大学では、オーストラリアの年間TV番組で流れるCMをキャプチャーし、子どもがその広告にどう影響されるのかを分析しました。

オーストラリアの子どもの平均TV視聴率は約80分とされており、それを計算すると、1年間で800品目のジャンクフードのCMを見ている計算になるそうです。

また、子どもの場合は、健康食品のCMよりも不健康な食品であるジャンクフード(ハンバーガー、フライドチキン、ピザ、スナック菓子、加糖飲料など)のCMに影響されやすいこともわかりました。

解析の結果、子どものTV視聴率が高い時間帯の番組では、特にジャンクフードのCMが盛り込まれていることが多く、健康食品のCMの2.3倍も多かったそうです。 ※参考:『小児科学・小児保健雑誌』

企業側もその時間を狙っているのかもしれませんが、それが小児肥満の原因の1つとなっている場合もあるので、対策が必要だと考えられています。

ジャンクフードを食べれるご褒美日を設けて対策

子どもが好むTV番組を、全くみせない! というのは周りのお友だちと話題があわなくなり、いじめ問題に発展する可能性もあるので、ある程度は見せてあげたいですよね。

TVをみていい時間を1日30分、多くても60分などと設定することからはじめてみましょう。

また、ジャンクフードは、新しく発売されたお菓子や、ハンバーガーは子どもの間でも話題になるものです。 週に1度だけファストフードOKの日を設けて、家族で行ったり、スナック菓子も毎日買い与えず、ご褒美日を設けたり、食べる量のルールを決めたりして、大人が食べ過ぎないよう、見守ってあげましょう。

さいごに

昔と違い、今は共働き世帯が一般的になったので、ママが忙しく、子どもに「好きなものを食べなさい」とお金だけ渡しているケースも多く見られます。 しかし、TVのCMで流れている「おいしそうな食べ物」は食べ過ぎると病気になりやすいなど、キチンと教えてあげることも大切です。

まだ成長期である子どもの時からジャンクフードの摂取が多いと、健康被害だけではなく、脳神経などにも影響して、記憶力や認知力が欠け、成績にも響くかもしれません。

TVのCMやネット広告など、子どもが目にするジャンクフード広告は、自分たちでは防ぎようがないので、TVの視聴時間の調整や、ジャンクフードの健康被害などは早めにお子さまに伝えておきましょう。