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砂糖摂取は腸を損傷し腸内環境を悪化!大腸炎リスクも?米・研究

糖類が多く入った食事を摂る続けていると……
大腸炎が悪化し、腸の粘膜保護層を傷つけることがわかってきました。
アメリカの最新・研究を見てみましょう。

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糖質は腸粘膜を傷つける!

アメリカのテキサス大学の研究によると、糖類を多く含むエサを与えられたマウスは、大腸炎が悪化し、腸の粘膜保護層を傷つける、悪質な腸内細菌の増加が見られたとのこと!

一週間の糖質過多で腸内環境は悪化する?

研究チームは、一週間にわたり、マウスに濃度が10%濃い糖類をエサに混ぜて、食べさせました。
マウスは遺伝的素因や化学物質により、強制的に大腸炎を発症させたマウスが利用されています。
その後の観察で、濃度の濃い糖類を摂ったマウスは、重篤な大腸炎を発症することがわかりました。

糖類による腸内細菌の変化は?

さらに研究チームは、マウスの大腸に生息する細菌も分析。
ショ糖、果糖、ブドウ糖の摂取により、腸内細菌叢を構成する細菌の種類が、大きく変化していることも発見されました。
粘液分解酵素を産生する「アッカーマンシア属」の細菌がより増加していたのです。
一方で、善玉菌と呼ばれる「ラクトバチルス属」の最近は減少していました。

糖類は悪玉を増やし、腸粘膜を破損する?

糖類によって増えた粘液分解細菌は、腸内で悪玉菌となり、腸の粘液バリアにとって、潜在的なリスクとなります。
これにより、腸粘膜が破損し、大腸炎の発症および悪化させる要因となります。

と、研究者たちは警鐘を鳴らしています。
※参考:『サイエンストランスレーショナル医療』

さいごに

マウスでの動物実験段階ではありますが、マウスと人間の体組成は非常に類似しています。
スイーツ好きの人、炭水化物が大好きな人は、知らずに腸内環境が悪化しているかもしれません。
腸粘膜が炎症すると、便秘や下痢を引き起こし、腸がボロボロに傷つくので、気を付けたいですね。