AnnaBabyTokyo

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緑茶の摂取で食物アレルギーの予防に? 信州大学・最新免疫研究

お題「#おうち時間

家で食事をする機会が多くなった今、水代わりによく飲むのがお茶。
日本が誇る「緑茶」には、食物アレルギーの予防効果に期待ができるようです!
日本の信州大学、最新免疫研究の詳細を見てみましょう。

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緑茶に含まれるカテキンにアレルギー予防効果が?

信州大学の研究によると、緑茶に含まれるカテキンを摂取すると「Flavonifractor plautii(以下FP)」という細菌が腸内で活性化し、アレルギー反応を抑制する作用があることを発見した、とのこと。
まだマウスでの動物実験の結果ではありますが、大いに期待できそうです。
FPは、腸内において、緑茶に含まれるカテキンの腸内代謝に関与すると考えられる細菌です。

FPが免疫機能を高める?

研究チームによると、緑茶を摂取するとFPが生体内の食物アレルギーに関する「Th2免疫反応」を強く抑制することを発見!
私たちが食べるものには、腸内の様々な菌株の複雑な組成に影響を与えることがわかっていますが、緑茶を飲むと、FPの量が増えるので、腸内環境を良くして、食物アレルギーからの免疫力をUPさせてくれるようです。

FPの体内での安全性は?

この発見により、FPは今後、乳酸菌やビフィズス菌のように食品に添加するなどして商品化すると、腸内で望ましい機能を発揮する可能性があります。
しかし、FPの安全性はまだ確認されてはいません。

そこで、研究チームは、FPの培養に成功!
また、顕微鏡での撮影もできたとのこと!これは世界初の快挙となるそうです。
FPは腸内で増殖する細菌なので、体外で増殖させるのは容易ではないが、今後、効率的な培養の研究が進んでいくことでしょう。

長野県は日本の長寿県の1つ!

信州大学は長野県にあり、海のない土地です。
そして、冬が長く、豪雪でも知られる地域ですが、日本の長寿県の1つにあがっています。
その秘訣は、味噌や漬物など、発酵食品を中心とした食文化の発展だとも考えられています。
そのため、信州大学では、こうした食品の研究に定評があるのです。
都心よりも和食文化が今もなお根付いたままなので、緑茶を飲む機会も多く、世界最高級の健康的な生活習慣があると考えられています。
※参考:『免疫学の最前線』

さいごに

おうち時間が長くなった今、お子さんに食文化を伝えるチャンスでもありますね。
ジュースなどの加糖飲料ではなく、緑茶なら、ペットボトル入りのものも安価で手に入るので、食事の際、水替わりに飲み、家族全員で免疫力を高めておきたいですね。