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スイーツ・加糖飲料は腸内環境を悪くする! アメリカ・研究

スイーツ好きの人は要注意!
アメリカの最新消化器研究で、砂糖の過剰摂取は、腸内細菌を通じて、腸の炎症を悪化させることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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砂糖の過剰摂取は腸内環境を悪くする!

アメリカのニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
マウスでの動物実験の結果となりますが、砂糖に含まれる果糖(フルクトース)の過剰摂取が、影響しているようです。

大量の果糖で結腸にダメージ

研究では、炎症性腸疾患のマウスに大量の果糖を与えて、テストが行われました。
その後の調査で、腸内細菌の種類、代謝および結腸内の局在化の変化が顕著に影響しており、結腸の炎症を悪化させていたのです。

そのメカニズムは、腸内細菌叢が高果糖食の有害な影響と因果関係であることに起因するようです。

果糖は腸疾患患者の病気を悪化させる?

この結果をふまえ、研究者たちは、

過剰な果糖摂取は、常在している腸内細菌叢の組成、分布、代謝機能を変化させてしまう。
そのため、結腸の炎症を促進する効果が見られた。
これは、腸内細菌の悪玉菌を優位にさせる行為でもあり、様々な腸疾患を悪化させる。

と結論づけています。
※参考:『細胞分子消化器学肝臓学』

さいごに

食事性果糖の大量摂取が、腸内環境を悪くし、炎症性腸疾患の患者の病気を悪化させているのです。
果糖そのものは単糖類ですが、二糖類の「砂糖(ショ糖/スクロース)」に大量に含まれています。
すなわち、スイーツや加糖飲料、生成小麦製品をよく食べている人は、果糖も大量に摂取していることになるので、要注意ということです。