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冬太り対策!減量のペースは速い方がいい?英・研究

今週のお題「冬の体調管理」

どの年代においても、過体重や肥満の人は、あらゆる疾患のリスクが高まると考えられていますね。
そこで、ダイエットに励む人が多いわけですが、その体重を落とすペースは速い方がいいのか? ゆっくりと落とす方がいいのか? 意見が分かれるところです。
イギリスの最新肥満学の研究では、そのペースは疾患別に異なるとのこと。
しかし、総じていうと、速い方がいいのかも!?
詳細を見てみましょう。

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減量スピードが速いと危険な病気とは?

ダイエットをいざ始めると、早く体重を落としたい! と思う人の方が多いことでしょう。
断食療法などを取り入れると、それだけ早く体重は落ちます。
また、腸の中を一度クリーンにすると、あらゆる病原菌も一緒に排出されますし、実際、何らかの手術前には、絶食しなければいけないケースも多々ありますね。

イギリスのヨーク大学の研究によると、長い目で見る体質改善での減量では、体重が落ちるスピードが速いと、胆石リスクがわずかながら上がってしまうそうです。
では、減量スピードが速いと健康に悪いのでしょうか?

減量スピードが速い方が改善される病気とは?

減量スピードが速い方が改善されやすい病気もあります。
それは、心血管疾患や糖尿病、そして肥満症の人たちです。
むしろ、減量スピードが速い方が重篤な病気のリスクが軽減されるケースが多いぐらいです。

絶食とまではいかなくても、徐々に食べる量を全体に減らすことで、それだけ体重も早く落ちるので、心臓の負担がそれだけ軽くなり、それに伴い、血流も改善され、血糖値の乱高下や血圧の上昇が抑えられるからだそうです。

減量はスピードよりもどれだけの「量」落ちたかが大事?

研究では、約11,000人の体重管理データが解析されましたが、統計をとると、「健康」そのものの影響は、減量スピードは速くても遅くても問題なく、結果的に、過体重が防げれば、健康度は上がるそうです。
減量はスピードの問題ではなく、過体重(肥満)の時点からどれだけの「量」の体重を落とせたかがキーとなるようです。

減量スピードが速いと、胆石のリスクがあるので、1週間に1~2ポンド(450g~1kg程度)落とすのが、リスクなく減量できる数値ではないかと研究者たちは考えています。

さいごに

ダイエットは、例え日数がかかったとしても、リバウンドせずに、確実に体重を落とすことが目的なので、ご自分にあったペースで減量に励むのが良さそうですね。
速く減量したい方は、食事の量だけではなく、運動なども適宜とりいれて、エネルギーが燃えやすい体質づくりを目指しましょう。