子供の野菜嫌いリピートで改善?
お子さんの野菜嫌いは、子育て世代のパパママの悩みの種ですよね。
しかし、パパママがめげずに、いろんな野菜をお子さんに繰り返し、繰り返し、繰り返し……食べさせてあげることで、自然と野菜をちゃんと食べる子に育つそうです!?
オランダの最新栄養教育の研究結果を見てみましょう。
子供の野菜嫌い克服はリピートがキー?
オランダ、ヴァーヘニンゲン大学の研究報告です。
研究では、4歳から6歳の32名の子供を対象に、3つのグループにわけ、5週間にわたって、計15回、食事による調査を行いました。
グループ分けの食事内容は、
- 【A】野菜を1種類のみ
- 【B】複数の野菜を与える
- 【C】対照群として今までと同じ食事内容
とされました。
そして、次の3つの項目で野菜の摂取率が検査されました。
- 調査開始前と、調査後すぐの研究施設内での野菜摂取量
- 調査後、3ヶ月後の3日間の野菜摂取量
- 調査開始前、調査後、調査終了後の3ヶ月目の野菜摂取量
1と2は研究施設内で行われたため、研究員たちが、計量を行いました。
3は親による食事記録によるものです。
その結果、【B】のいろんな野菜を繰り返し食べていた子供たちは、最初0.6皿程度でしたが、3ヶ月後には1日1.2皿の野菜を食べるようになったそうです!
ちなみに【A】と【C】については、食事の改善は見られなかったということです。
数種類の野菜を繰り返し与えることが大切
研究者たちは、「この方法で、子供たちの野菜摂取量は増えましたが、まだ栄養摂取基準のガイドラインを満たすほどの量は食べていない」と述べています。
しかし、両親や周りの大人が、数種類の野菜を繰り返し、毎日キチンと食べさせてあげることで、野菜摂取量は有意に増えていくだろう、と述べています。
※参考:『栄養教育行動雑誌』2019年9月
さいごに
お子さんはまだ、カラダに良い食べ物を自分では理解できないので、周りの大人が毎日、繰り返し、数種類の野菜をメニューに取り込んであげることが大切ということですね。
野菜を数種類使ったメニューは、彩がキレイなので、見た目の食べる楽しみを増やしてあげるといいでしょう。
キャラ弁や、クッキーの型抜きで野菜をくりぬいたりすると、使う野菜の種類も増えますね。
こうして、徐々にお子さんの野菜嫌いも、いつの間にか克服できるかもしれません!?