AnnaBabyTokyo

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思春期は運動習慣を継続している子ほど学業成績がいい?北欧・研究

今週のお題「運動不足」

世界中で運動不足が問題となっていますが、お子さんもしかり。
近年のお子さんは、塾や文化的な習い事に忙しく、遊びもTVゲームが中心になっているので、運動量が不足してしまうのかもしれません。
しかし、小学生から中学生にかけての成長期に、定期的な運動を行っている子ほど、学業成績が良い、というフィンランドのスポーツ科学研究があります。
詳細を見てみましょう。

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継続的な運動は健康だけではなく学業も救う?

フィンランドのユヴァスキュラ大学の研究によると、継続的に運動を行っている子どもたちは、そうでない子どもたちよりも、学業成績が良い、というデータが出たそうです。

この研究では、11歳から13歳の635名(男子283名、女子352名)を対象に、中等度から強度の身体活動と、学業成績との関連について調査しました。

身体活動はアンケート調査、そして成績平均点は学校の登録簿から取得しています。

その結果、2年間、継続的に身体活動レベルが高い状態の子どもたちは、そうでない子どもたちより、学業成績が良好だったそうです。

一時的に運動量を増やしても学業成績は良くならない?

しかし、2年間の追跡期間中、あわてて身体活動レベルを増加させても、学業成績はかならずしも良くならなかったそうです。
統計結果でも、一時的に身体活動を増加させた子どもたちの学業成績は、継続的に運動習慣のあった子どもたちの学業成績よりも低かったということです。
※参考:『スポーツ健康科学雑誌』2019年7月

さいごに

小さいお子さんがいらっしゃるパパママは、お子さんが思春期に突入する前に、何か継続的にできるスポーツの習い事を考えるといいかもしれませんね。
学業が、将来の就職などの助けになるかもしれませんが、その前に、いい学校に入れるような学習習慣の一環として、運動の大切さも考慮に入れておきましょう。