AnnaBabyTokyo

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未成年のサプリメント利用増は将来の有病率UPに?

ここ10年ほどの間に、未成年のサプリメントの利用が増えているそうです。
まだ成長期である未成年が食事ではなくサプリメントから栄養を摂ると、将来、様々な病気を発症するリスクがあるので、お子さんにサプリメントを買い与えている方はご注意!

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未成年のサプリメント利用が大幅増に!

アメリカのイリノイ大学は、2003年から2014年までの『米国全国健康・栄養調査』のデータをもとに、未成年者のサプリメントの利用状況を分析しました。

未成年者が多く利用しているサプリメントを分類すると、ビタミンを含まないハーブ製剤が多く、利用者の1/3を占めていました。
その利用率は、年々増加傾向にあるとのことです。

未成年のサプリメント利用は危険?

しかし、研究者たちは、サプリメントは、医師の処方が必要な処方薬と違い、米国食品医薬品局の規制や認定の必要がないため、安全性や効能が、どこまで本当なのかがわからず、そしてサプリメントの多くの製品が特に心臓や血管の病気に影響を与えることが多いので、まだ成長期である未成年の使用は控えるべきだと警鐘を鳴らしています。

それに、サプリメントの利用が増えているにも関わらず、小児肥満や小児糖尿病をはじめ、学童期、思春期での肥満や糖尿病などの生活習慣病も増加傾向であるため、サプリメントは、未成年の健康に役立ってはいないだろう、とも考えられています。

また、サプリメントの利用パターンや性別、個々の健康状態によっても、決して推奨できる栄養補助食品とは言えないようです。

思春期の子どもに人気のあるサプリメントとは?

思春期と呼ばれる日本の中・高校生にあたる年代の子どもたちは、どんなサプリメントを好んで購入しているのでしょうか?

不眠に悩む子どもが多いのか、「睡眠によい」と謳われているメラトニンサプリメントの利用が特に伸びているそうです。
それに比例して、不眠症が続くと出てくる「注意欠陥」や「多動性障害(ADHD)」の薬も使用が増えているようです。

10代女子においては、ビタミン類のサプリメントの利用が多く、ビタミンB群や葉酸のサプリに人気があるようです。
これも「うつ病」対策で利用されているケースが多いとのこと。

また、10代男子においては、学習能力を高めるオメガ3系脂肪酸や、ボディビル用サプリメントに人気が集中しているそうです。
※参考:『JAMA小児科学』2018年3月

心を病む子どもが多いのか?

どんなサプリメントの使用頻度が多いかで、子どもたちの様子がある程度、窺い知ることができますね。

男子は将来の学力や体力維持を意識する傾向にあることもわかりますが、総じて、思春期は、不眠やADHDうつ病など、心の病に苦しむ子どもが多いことを反映していますね。
特に思春期は感受性が高い時期なので、いじめや容姿の問題で悩んでいないか、周りの成人が、見守ってあげましょう。

健康な子どもにサプリメントは必要ない?

研究者たちは、特異なケースで、その症状を和らげるために利用するサプリメントは別として、健康な子どもがサプリメントを使用すると、潜在的に危険性を増すことになると指摘しています。

サプリメントは食べ物と違い、ある一定の種類のみの栄養成分や機能性成分が大量に摂取できてしまうため、栄養の偏りが生じ、健康児が逆に、病気を引き起こすことになりかねないからです。

成長期の子どもと接する機会のある小児科医や内科医、薬剤師の方々は、処方薬だけではなく、サプリメントの利用についてもアドバイスする必要があるようです。

さいごに

アメリカでの研究事例ではありますが、日本もドラッグストアやコンビニで、気軽にサプリメントが購入できる時代になりましたね。
容姿やダイエット、心の問題に悩む子どもたちが、サプリメントのパッケージに、自分と似た症状が書いてあると、ついつい買ってしまうこともあるでしょう。
子どもたちのお小遣いで購入できる安価なサプリメントは、安全性が低いとも考えられるので、まずは3度の食事を基本に、サプリメントは、成長してからなるべく医師の判断を仰ぎながら取り入れるようにしましょう。