AnnaBabyTokyo

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運動習慣で「座りすぎ」を予防!心臓と脳も強くする

近年、「座りすぎ」が世界中で問題視されていて、統計上、日本は世界一「座りすぎ」民族とされています。
子供もTVやスマホゲームの進化で、外で遊ぶよりも、家で座ってゲームをしている子が増え、成人した際、運動不足のため、筋力や知力の低下が懸念されています。
アメリカの最新心臓研究では、運動不足は心臓や脳機能を弱め、確実にこれらの疾患にかかる恐れがあるとして警鐘を鳴らしています。

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運動不足は心臓や脳の機能を低下させる?

運動習慣は、主に体力作りや筋力UPの観点で重要視されていましたが、アメリカのメイヨークリニックからの研究報告で、運動習慣は、心臓や脳に関連する疾患の予防の観点からも、極めて重要だということがわかってきました。

身体活動(運動習慣)と心臓や脳の疾患の関係性を説いた論文25件を解析した結果、入院患者と外来患者ともに、心臓のリハビリは全ての死因による死亡リスクを、有意に低下させることが示されていました。
心臓関連の患者さんが、カラダを動かすリハビリによって、病気の不安から解放され、そして病気と闘う! という気持ちの切り替えに大いに役立っているそうです。

心臓関連の病気の多くが、血管の障害が影響しているように、脳も血管の障害が影響している部位です。
これにより、患者さんたちが座位姿勢(座りすぎ)で過ごす時間を少しでも減らし、継続的に医療機関を受診して、カラダを動かす機会を積極的に持てば、心臓や脳も強くなってくると考えられています。
※参考:『米国心臓学会誌』2018年10月

食事療法だけでなく運動療法も増えてくる!?

大きな病気に罹ると、食事療法が入院中にも行われますが、今後は、運動療法も多くなってくると考えられています。
一部のリハビリは入院中に行われていますが、通院患者でも、その人にあった運動がアドバイスされていくようになるでしょう。

年代に関係なく運動不足は深刻か?

こうした研究は主に高齢者が対象となることが多いですが、運動不足の問題は、全ての年代において重要なことです。
特に子供の時期に運動不足だと、カラダが弱く、知力も発達せず、運動はおろか、勉強までできない子に成長する可能性も秘めているからです。

アメリカでは、体育の授業を増やしただけで、進学率がUPしたという学童期の研究報告もあるぐらい、重要なのです。