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魚をよく食べる人は早死リスクが低い? アメリカ・研究

魚に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸は、以前から様々な健康効果が確認できていますね。
それに加え、血中のEPA+DHAレベルが高い人は、何らかの病気による早死リスクも低くなるそうです!
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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血中EPA+DHAのレベルが高いと早死リスクが低くなる?

アメリカのサウス・ダコダ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、世界中から17のコホート研究結果のデータを分析。
約4万人の平均16年の追跡調査を行ったデータも含まれており、そのうち約15,000名が他界しています。
その結果、血中EPA+DHAレベルの高い人は、低い人と比べて13%も早死リスクが低いことがわかったのです。

血中EPA+DHAレベルはどれぐらの高さが良いのか?

研究では、対象者の血液中のオメガ3系脂肪酸の濃度を測定。
解析の結果、EPA+DHAが最も高かったグループは90パーセンタイル以上でした。
最も低いとされた人たちの血中濃度は10パーセンタイルほどでした。
前者の人たちは、何らかの病気による早死リスクが13%低いだけではなく、心血管疾患による死亡リスクが15%、ガンでは11%それぞれ低いこともわかりました。

α-リノレン酸(ALA)血中レベルは改善に関係なし?

一方、植物性由来のオメガ3系脂肪酸である『α-リノレン酸(ALA)』の血中レベルは、高くても低くても、有意な死亡リスクには関連していないことがわかりました。

EPA+DHAの血中濃度を上げよう!

この結果をふまえ、研究者たちは、

複数の個人または医学的要因「年齢」「性別」「体重」「喫煙の有無」「糖尿病」「血圧」といった数値を、あらかじめ、統計的に調整していました。
その上で、長期的に血中オメガ3系脂肪酸レベルが高い人ほど、全体的に健康状態を維持するのに役立つことが、この研究で裏付けされました。
今までの研究の中では、最も強力なデータとなったので、今後の健康推進の研究に役立つことでしょう。

と述べています。
※参考:『ネイチャーコミュニケーション』

さいごに

EPA+DHAはサンマやアジ、イワシといった青背魚に多く含まれています。
植物油では亜麻仁油やえごま油などです。
魚介類が苦手な方は、亜麻仁油などからEPA+DHAを摂取して、ぜひ健康維持に約k立ててください。
早死リスクは高齢者だけではありません。
ストレスのほか、お子さんでも小児肥満や小児糖尿病といった生活習慣病リスクもあるので、気を付けたいですね。