AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

母乳育児で育った子は神経認知テストが高スコア! アメリカ・研究

母乳育児が世界中で推奨されていますが、また一つ、アメリカより新たな利点が報告されました。
それは、母乳育児で育ったお子さんが成長期に入った際、神経認知テストで高スコアを獲得する! というもの。
詳細を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20201215142743j:plain

母乳育児で育った子は認知力が高い?

アメリカのロチェスター大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究チームは、『思春期の脳認知発達研究』の対象となった子どもたち中から、9~10歳の約9,000名に対して、認知テストの結果を解析しました。
母乳で育った子どもたちと、そうでない子どもたちを比較すると、累積認知テストスコアに変動が見られたのです。
また、母乳育児の期間が長い子どもほど、得点が高くなるという証拠も見つかりました!

1年以上母乳育児で育った子どもは高スコア!

詳細を見ていくと、最も強い関連を示したのが、「【A】12ヶ月以上、母乳育児で育った子ども」です。
「【B】7~12ヶ月齢になるまで、母乳で育てられた子ども」は、【A】の子どもたちよりも、わずかにスコアが低く、「【C】1~6ヶ月齢になるまで母乳で育った子どはさらにスコアが低下しました。
しかし、「【D】全く母乳を飲まずに育った子ども」と比べると【A】~【C】はいずれも、スコアは遥かにたかかったということです。

母乳育児は母と子の両方に利点が!

以前の研究でも、母乳育児は、母と子と両方に利点があることがわかっていました。
そうした点をふまえ、研究者たちは、

今回の研究結果では、特に母乳育児の決定が下される、出産前後の家族にとっては大変重要な調査結果です。
1年以上の母乳育児を目標とし、その実践を推奨するためにも、決定的で重要性のある結果が発見されました。

と述べています。
※参考:『公衆衛生の最前線』

さいごに

母乳育児はママ側の健康維持にも役立つうえ、赤ちゃんの腸内細菌が安定するなど、様々な利点が発表されていますね。
それに加えて、お子さんの認知機能がUPすることも発見されました。
利発でお勉強のできるお子さんに成長するためにも、1年以上の母乳育児は大切な期間としたいですね。