乳児の時、母乳を全く与えてもらえなかった子供は、3歳児には、既に高血圧になる可能性が高いそうです!?
何事も始めが肝心!
ヒトの食習慣も、生まれてから数日の母乳育児が重要なようです。
カナダの最新研究の詳細を見てみましょう。
出生時に母乳を飲んだか否かでその後の健康未来が左右される?
カナダのマクマスター大学の研究により、冒頭のような事実がわかってきました。
研究では、カナダ国内の2009~2012年に出生した約3,000名の子供のデータを解析。
子供達の98%が部分的に母乳で育てられており、全く母乳を与えられなかった子供は2%に過ぎませんでした。
しかし……この2%の子供のたちの健康未来は……?
全く母乳を与えられなかった子供が3歳になると?
データを解析した結果、全く母乳を与えられなかった2%の子供たちは、3歳の時点で、平均血圧が有意に高い事実が判明したのです。
出産直後の入院中しか母乳を与えられなかった子供もいましたが、たとえ数日でも、母乳を飲んでいたので、3歳児で高血圧という症状は見られなかったとのこと。
たとえ短期間でも母乳を飲めるような環境を!
この研究結果をふまえ、研究者たちは、
たとえ短期間でも、母乳哺育の有無は、血圧など心血管系のアウトカムに影響を及ぼすことがわかりました。
これは、新生児期の初乳が、極めて重要だという証拠です。
持続的な母乳哺育は、特に強力にサポートする必要があります。
と述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』
さいごに
例え、短期間でも母乳が及ぼす影響は、赤ちゃんにとって多大な貢献になる事実がわかりましたね。
小児期の病気は、ママの妊娠中や、母乳育児中の期間を、どう過ごすかによって左右されるので、責任重大ですね。
お子さんの将来の健康を鑑み、母乳哺育の計画を立てることも大切ですね。