AnnaBabyTokyo

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ヨーグルトの乳酸菌を活用するには食後がいい?

「ヨーグルトファースト」というダイエットが、にわかに流行っているようですが、実はヨーグルトの乳酸菌を有効的に利用するには、食後に食べる方がいいのをご存知ですか?
ヨーグルトを食べているわりに、便秘が改善されていない!?
という方は、食前など空腹時に食べていないでしょうか?

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ヨーグルトはなぜ空腹時に食べない方がいい?

ヨーグルトには乳酸菌が含まれていますが、ほとんどが胃を通過する時に、胃酸で死滅しており、腸にまで届いていません。

乳酸菌は腸内で中鎖脂肪酸などにかわり、食物繊維などと協力して腸内環境をよくする働きがあるので、食後に摂る方が適切だと考えられています。

食後にヨーグルトを食べれば、先に胃の中に、野菜やご飯などの穀類に含まれる食物繊維がクッション役となり、乳酸菌が胃酸で死滅するのも防げるということですね。
※参考:タカナシ乳業研究所

プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を揃えよう!

ヨーグルトの乳酸菌は種類がたくさんありますが、腸内まで行き着くと、腸内細菌として働き、専門用語で「プロバイオティクス」といいます。

一方、2字目の「ロ」と「レ」が違うだけですが、「プレバイオティクス」というものも存在します。
これは、野菜や果物、穀類、海藻などから得られる食物繊維、そして食物繊維様と呼ばる、オリゴ糖(てんさい糖やはちみつから)や、レジスタントスターチ(冷たいご飯などに含まれる)など、腸内細菌のエサとなるものをさします。

腸内ではこの2つがないと環境がよくならないのです。

ヨーグルトだけを空腹時に食べて、例え、胃酸から生き延びて腸に届いた乳酸菌があったとしても、エサがないので活動できず、無に終わってしまうのです。
※参考:『食品機能学』光成館、2016

ヨーグルトは夜に食べるとなおいい?

朝の腸活に役立てるために、ヨーグルトを朝食で食べる人が圧倒的に多いですが、夕食のデザートとして食べる方が、乳酸菌を有効活用できるようです。

ヒトは食事をしてから消化吸収をするのに、時間がかかります。
そのため、朝食でヨーグルトを食べても、腸に届くのに3時間程度はかかるので、朝の腸活には間に合いません。

また、乳酸菌が腸内細菌として活躍するにはさらに時間を要するので、夕食のデザートとして食べておくのです。

そして就寝中の成長ホルモンが分泌されてる間に、腸内環境も整うと考えられているので、その間に夕食のデザートで食べたヨーグルトの乳酸菌は、列記とした腸内細菌に変化し、朝の腸活に役立つ、というわけです。

さいごに

ヨーグルトは、ほとんどの市販製品に、砂糖が添加されていますが、なるべく無糖のプレーンタイプのものを選び、ご家庭で、てんさい糖(オリゴ糖)やはちみちで甘味を足していただきましょう。
そうすると、プロバイオティクスとプレバイオティクスが同時に補えることになります。

ヨーグルトの菌は人によってあう菌と、あわない菌があるので、一週間、毎日食べ続けても、便秘が改善されないなら、他の菌のものに変え、根気よく、自分とあう菌を探してみましょう。

ヨーグルトを食べているのに、ダイエット作用が期待できないと感じている方は、食べるタイミングを間違えているか、菌があっていないかもしれません。

もしや? と思われる方は、ヨーグルトの取り入れ方を改善してみましょう。