AnnaBabyTokyo

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可動性障害の予防に!動けば動くほど身体は鍛えられる? 米・研究

コロナ禍で運動不足になっていませんか?
少しの運動でもいいので、身体を動かす機会を持つと、可動性障害の予防になるようです。
アメリカの最新研究報告を見てみましょう。

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軽度の身体活動に時間を費やすと可動性障害のリスクが激減!

アメリカのカリフォルニア大学の研究によると、女性の場合に限りますが、軽度の身体活動をこまめに実施していた人は、あまり動かない女性に比べて、6年後の「可動性障害」のリスクが40%も低下することがわかってきました。

可動性障害とは?

可動性障害とは、高齢者や引きこもりの人に多い症状で、あまり身体を動かさないため、筋肉が衰え、日常生活に必要な「歩く」「階段の上り下り」「物を持つ」といった行動が、難しくなることを言います。
また、アメリカでの可動性障害の定義は、自己申告で1ブロック程度の歩行、または1階分の階段を上ることができない状態を指します。

約6,000人の女性データを解析した結果は?

研究チームは、『女性健康イニシアチブ研究』の「身体活動と心血管の健康に関する研究」に参加したアメリカ在住の女性約6,000名のデータを解析しました。
平均年齢は63歳とのこと。
身体活動量は、一週間の加速度計データから算出し、軽度身体活動は、「1.6-2.9METs」の運動としました。
軽度身体活動に費やされた平均時間は、1日4.8時間だったそうです。

軽度身体活動に費やした時間を4つに分類

さらに研究チームは、軽度身体活動に費やした時間を4つのグループに分けて、分析しました。
最も軽度身体活動に時間を費やしていた女性たちは、最も時間の少ない女性たちと比べて、6年間で可動性障害を起こすリスクが40%も低いことがわかりました。

ウォーキングなど強度身体活動の効果的?

しかし、軽度身体活動の場合、5時間以上の時間を費やしても、可動性障害のリスクは40%減以上にはならないそうです。
より多く、リスクを低減させるためには、

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • ランニング

といったより高い強度の身体活動量を維持する方が、効率的なそうです。
ただし、高度身体活動が長続きしないのなら、軽度身体活動の時間を少しでも続けるほうが、健康にいいとのことです。
※参考:『JAMAネットワークオープン』

さいごに

軽度身体活動は、面倒がらずに、こまめに席を立ち、お茶をくんだり、トイレにいったり、TVのリモコンをわざと遠くに置いて、取りに行くといった行動も含まれます。
コロナ禍で、お出かけする機会も減りましたが、買いだめせずに、こまめに日用品や食料を買いに行くのもいいでしょう。
引きこもりや、座りっぱなしが身体に悪いので、少しでも動く機会を増やしておきましょう。