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座っている時間が長い人は脳卒中リスクが高まる? カナダ・研究

長引く巣ごもり生活で、大人もお子さんも、《すわっている時間》が長くなっていますよね。
この状態は、未来の脳卒中リスクを高める結果となっているそうです。
カナダの最新研究の詳細を見てみましょう。

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座位時間が長かった人ほど60歳時の脳卒中リスクが高い?

カナダのカルガリー大学の研究により、座位時間が長く、身体活動が少なかった人ほど、60歳の時点での脳卒中リスクが高いという事実がわかってきました。

研究班は、2000年度、2003年度、2005年度、2007~2012年度の『カナダ地域保健調査』のデータを解析しました。

14万人のデータを約9.4年間追跡

この中から、脳卒中や心臓病、ガンなどの罹患履歴のない、約14万人の成人データを解析。
解析内容は、健康と生活習慣についてのデータが分析されています。
追跡期間は、平均9.4年とのことです。(2017年12月31日まで)
その後、通院の記録と脳卒中について調査しました。

1日の座位時間4時間以上で脳卒中リスクが高まる?

追跡期間中に、脳卒中が発生したのは、約3,000例とのこと。
ほぼ90%が『虚血性脳卒中』でした。
亡くなった人たちの、座位時間の平均は4.08時間。

年齢別の座位時間では?

座位時間と脳卒中の関連を、年代別で分析すると、以下のような結果になっています。

  • 60歳以下:3.9時間
  • 60~79歳:4.4時間
  • 80歳以上:4.3時間

1日8時間以上の座位時間でリスクは7倍に!

身体活動の習慣が少なく、1日8時間以上を座位時間(座ったままの姿勢)として過ごした60歳以下の者は、座位時間が1日4時間未満の者と比べて、脳卒中のリスクが4.2倍高かったそうです。

また、不活動の人たち(1日8時間以上の座位時間と低い身体活動)は、座位時間が1日4時間未満の人たちと比べて、脳卒中のリスクが7倍も高くなるとのこと!
※参考:『脳卒中』

身体活動をこまめに取り入れよう!

コロナ禍で在宅ワークが世界中で増えているので、座位時間が1日8時間を超えている人も多いことでしょう。
連続して「座ったままの姿勢」でいることが、身体に悪いので、おうちにいても、こまめに身体活動を取り入れるようにしたいですね。