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食事不安を訴える家庭が全体の1/4に! アメリカ・研究

アメリカでは、食料不安の問題が浮上しており、食事の備蓄や計画性のある食生活に欠ける家庭が1/4を占めるそうです。
アメリカで起こる問題は、数年遅れで日本でも同様の問題が浮上するので、詳細を知っておきましょう。

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食生活や家事は計画性が大事?

「食料不安」という言うと、食べ物に困っているような印象を受けますが、今回の研究は、飽食の時代の「食生活の選択や計画性」という点での、不安についてです。
イリノイ大学の研究によると、こうした問題を抱えている家庭は、1/4を占めるのだそうです。

食料の備蓄・計画性・家事の統計にみる不安とは?

研究では、イリノイ州全体で、小学生以下の子どもがいる500以上の家庭を対象に、食料安全、食料の備蓄、食時間について調査を行いました。
分析すると、3つのタイプの家庭に分類されることがわかってきました。

  1. 食料不安(備蓄やメニュー、食事時間などの問題)がなく、家事も家族で分担され、組織化されている家庭:55%
  2. 食料不安があり、食事の備蓄も計画性も意識がない、最悪の状態:27%
  3. 食料不安や家事レベルが1と2の中間程度:18%

となるようです。

食料不安のある家庭の特徴とは?

研究では、全体の約1/4にあたる、2のカテゴリーに分類されている家庭の特徴も割り出しました。

  • 家族そろっての食事時間が少ない
  • 食事中にTVやスマホを見ている
  • 外食や中食(コンビニ弁当やファストフード)の利用が多い

とのこと。
こうした食生活は、健康度の低い食事摂取と関連があるので、注意が必要ですね。

家族と一緒の食事時間は大切

研究者たちは、

特に重要なのが、家族そろって、健康的な食事を摂る時間です。
些細なことのように思えますが、家族生活のありふれた側面には、本当に大切なことが多く、一番改善するべき生活習慣でもあります。

と述べています。

※参考:『食欲』

さいごに

コロナでおうち時間が増えたので、家族団らんの時間が持てた! という声もありますが、逆に、デリバリーなどの中食が増加傾向にあります。
できあいのお料理は、カロリーや塩分が高く、不健康食になりがちです。
家事も含めて、家族で相談しながら、健康的なメニュー計画も相談してみましょう。