残留農薬の多い野菜や果物の摂取頻度が高いと、女性の妊娠率が低くなり、不妊治療を受けていても、成果がみられにくく、そして生存率も低下することが、ハーバード大学の研究でわかってきました。
不妊と残留農薬の関係とは?
ハーバード大学の研究では、325名の女性に食事アンケートを行った後、ボストン教育病院不妊治療センターで、生殖補助医療を受けてもらいました。
その後のデータ解析後、アメリカで残留農薬が多いと言われているイチゴやほうれん草を摂取していた女性は、不妊治療後の妊娠と出生率が低いことがわかりました。 しかし、低残留農薬の野菜や果物を多く食べていた女性に関しては、妊娠率や出生率の低下とび関連性は低いということです。
今まで動物実験で、残留農薬が多い農作物の摂取は、不妊につながることがわかっていましたが、この研究で、ヒトでも同じことが起こることがわかりました。 ※参考:『JAMA内科学』
2018年度 残留農薬が多い野菜&果物とは?
ここからは、アメリカ環境保護団体EWGが毎年発表している野菜&果物のランキングを見てみましょう。 アメリカでのランキングではありますが、輸入野菜や果物も増えていますし、だいたいどこの国も、農作物に使用する農薬の種類が似通っているので、大いに参考になるでしょう。 お買い物の際に、ぜひご活用ください。
となっています。
さいごに
有機野菜や無農薬野菜を選ぶに越したことはありませんが、どうしても割高になってしまいますね。 特に妊活中の方は、上記の果物は生で食べることが多いので、避けるか、有機栽培のものを選ぶようにしましょう。 また野菜は、加熱調理したり、真水でよく洗うことで、ある程度、残留農薬の心配は少なくなりますが、完璧とは言えません。
ビタミンやミネラル、そして食物繊維を摂取する上で、野菜&果物の摂取は大切なことですが、こと、妊娠率に関しては農薬が女性のカラダに影響してしまうので、賢く選択してお買いものするようにしましょう。