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ウォーキングは一人で行うほうが効果的? アメリカ・研究

コロナ禍の運動不足で、家族でウォーキング習慣を持つ人も増えたようですね。
しかし!? 家族やカップル、犬の散歩などのウォーキングは、歩行速度が低下するため、1人で行うウォーキングよりも健康上のメリットはないようです!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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ウォーキングは一人で行うほうが効果的?

アメリカのパデュー大学の研究報告により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、25~79歳の72組のカップルの歩行時間と歩行速度が調査されました。
参加者には、様々な設定の経路を歩いてもらい、時には二人一緒に、時には一人で歩行してもらいました。
「様々な設定の経路」とは、障害物の多い道路、障害物のない整備された道路などです。
その結果、二人で歩いた場合、ある行動の特徴が観察できたとのこと!

歩行速度は速い方が遅い方に合わせる傾向が!?

二人で歩いた場合、定期的な運動習慣としているウォーキングなら、歩行速度の遅い人が早い方に合わせるだろうと予測されていました。
しかし、実際には、ヒトの行動パターンとして、歩行速度の速い人が、遅い人にあわせ、庇う傾向にあることがわかったのです。
これは人間発達学・家族学の研究分野にも貢献できる発見だったようです。

カップルや家族でのウォーキングは気分転換にはOK

この結果をふまえ、研究者たちは、

パートナー同士や家族で歩くことは、外の空気を吸ったり、気分転換には最適ですが、運動習慣としてウォーキングを取り入れる場合には、不向きです。
本格的な身体活動としてウォーキングを取り入れる場合は、一人で実施するのが歩行速度や歩行時間も確保でき、望ましいでしょう。

と述べています。

一人で運動することの利点

アメリカでは、毎週150分以上の適度な運動が推奨されています。
そのため、配偶者やパートナーまたは友人同士と運動するのが一般化されてきました。
他の人と一緒に歩くことで、大幅に減速した場合、より早いペースで一人で歩いた場合の健康上の利点が無効になってしまいます。
歩行速度は全身の健康に関連しているので、大変重要です。
歩行速度は、高齢期の転倒リスク、機能的能力、障害の回復、そして死亡率の低下につながる大切な要素です。
だからこそ、ウォーキングは早足で、1人で行うのが望ましいのです。

ウォーキングは最も簡単な運動習慣の1つです。
しかし、加齢に伴い、歩行速度には個人差が生まれ、遅くなるものです。
ご自分のペースで、適したスピードで歩くためにも、一人歩行が良いようですね。
※参考:『歩調と姿勢』

さいごに

確かに、ウォーキングに連れ合いがいると、会話を楽しんだり、景色を楽しんだりして歩く速度がスピードダウンしがちですね。
その辺りに注意しながら、一人で行うか、家族と行うかも決めたいものですね。