AnnaBabyTokyo

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パパママ注意! 昼のエナジー&夜のお酒は危ない?

忙しい現代、頑張っているパパやママはお昼にエナジードリンクでヤル気を出し、夜はお酒で息抜き! が習慣化している方も多いことでしょう。
この組み合わせは、神経回路に影響し、社会生活で必要なコミュニケーション能力が著しく低下することが、イギリスの最新精神研究でわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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最近、グループ活動が苦手!? と感じたら

ママ友、パパ友との交流や、会社での同僚や上司とのコミュニケーションが億劫だと感じてしまう方は多いでしょう。
以前はそうでもなかったのに、最近特にそう感じたり、ヤル気が空回りして、「どうでもいいや」という気持ちで、人とのコミュニケーションが嫌になってしまう場合は、エナジードリンクに頼っているせいかもしれません!?
エナジードリンクは、たまに、徹夜明けで飲んだりする分には、瞬時に活力がみなぎるので、いいかもしれませんが、毎日頼るとクセになり、交感神経が休まらず、いつしか神経過敏になったり、突然意識不明で倒れたりすると言われ、日本でも厚生労働省が注意喚起を促していますね。

エナジードリンクのタウリンに注意

エナジードリンクだけでも、近年、健康被害が多く報告され、特にお子さんの摂取は、世界各国で規制が設けられはじめています。
パパやママ世代になると、夜はお酒をたしなむようになるので、エナジードリンクの主成分である「タウリン」の多量摂取はそこでも、悪さを働くようです。

イギリスのポーツマス大学の研究によると、昼間にエナジードリンクからタウリンを摂取した状態で、夜お酒を飲むと、そういう日が増えていくにつれ、社会的コミュニケーション能力が低下していくことがわかりました。

お酒にはもともと、恐怖心を低減する働きがある(恐怖感低減効果)と考えられています。
タウリンとアルコールが一緒になると、その「恐怖感低減効果」が増長され、怖いものなし!? の精神状態になるそうです。

この状態になると、人に気を遣うといったプレッシャーは軽減されるかもしれませんが、「どうでもいい」という無神経な状態になりかねないので、注意が必要ですね。

エビデンスでは?

研究チームは、「ゼブラフィッシュ」という、アルコールに対する生物学的構造と、行動的応答が、ヒトに類似している魚を用いて、実験を行いました。
実験では192匹のゼブラフィッシュを用い、タウリンとアルコールの影響について調査されました。
各魚たちの単独行動、そして、タウリンとアルコールの混合液を摂取した状態で、1時間たった後の行動変化などを観察しています。

その結果、タウリンとアルコールの混合液を摂取した状態の魚たちは、単品で水やアルコールのみを摂取した魚たちと比べて、他の魚たちとの交流が減少したということです。
そして単独行動や敵対心をあらわにするために時間を費やす、といった危険行動が多くなったそうです。
※参考:『精神医学研究雑誌』

さいごに

魚での実験とはいえ、世界的に権威のある精神医学雑誌に掲載された論文発表なので、人間も大いに気を付けたいですね。
こうした実験は、生身の人間で実験すると危険なので、魚たちが我々の未来のために犠牲となって実験対象になってくれているのです。

こうした情報をありがたく受け止め、お酒好きの方は、特に昼間はエナジードリンクに頼らないよう注意しておきたいですね。