AnnaBabyTokyo

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乳幼児の加糖製品摂取減の方法は?ハーバード・研究

生涯の味覚を覚える乳幼児期に、甘いジュースやお菓子の味を覚えさせると、未来の肥満や学力の低下などに影響があるとして、世界中で問題視されています。
アメリカやイギリスでは具体的な取り組みが始まっていますが、日本ではそういった動きはあまり見られませんね。
ハーバード大学が調査した、最新の取り組みを見てみましょう。

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幼児教育で加糖飲料の摂取を減らす方法とは?

乳幼児の加糖飲料や菓子類の摂取を、戦略的に減らす方法を、アメリカのハーバード大学がこれまで発表のあった27のデーターベースをもとに、解析しました。

それぞれの出所は、多い順に、医療機関(11件)、就学前保育園(4件)、地域(3件)となっており、後の9件はその他ということで分類されています。

これらのデータベースを解析した結果、戦略的な取り組みとして成功した例は、多い順に、

  1. 個別教育
  2. 集団教育
  3. パンフレット配布
  4. 技術使用
  5. 保育・保健医療従事者への教育
  6. 飲料(菓子)に対する物理的アクセスの変化

となっています。

研究グループは、こうした成功例を、おおいに参考にして、未来の肥満人口の増加や、健康への悪影響を予防するべきだとしています。
※参考:『肥満学レビュー』

日本はまだ意識が低い?

日本での乳幼児用のお菓子や飲料製品の原材料欄を見ると、驚くほど砂糖の使用が多いですね。
電車の中や、ショッピングセンターで泣き叫ぶ子どもに、お菓子を与えてなだめる光景をみかけたことはありませんか?
こうした習慣が「わがままを言えばお菓子がもらえる」と、キレやすい子どもを増長させるという報告が、海外では多数報告されています。
日本では、大々的に注意喚起を促すと、菓子メーカーの倒産危機の問題も出てくるので、重要視されていません。
これは「シュガーハイ」といって、とても怖い精神疾患の1つとも言えるほど重大なのです。

さいごに

加糖飲料や菓子類は、タバコのパッケージのように、「摂り過ぎると未来の病気につながる」といったコピーやイラストなどをつけない限り、生活者たちにわからせることはできないかもしれませんね。(上記6番)
しかし、ここ日本では、そういった取り組みが行われることはないかもしれません。
お子さんの未来のために、そしてパパやママも、甘い飲料やスイーツが大好きな人は、ご自分や家族の健康と幸せのために、加糖製品と賢く付き合う工夫を考えておきたいですね。