AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

密かなブーム「酢みそ汁」で睡眠障害や喘息改善に

ここ数年、「酢玉ねぎ」「酢キャベツ」「酢ベジ」などなど、お酢を用いた野菜の保存食がブームとなっていますが、今年は「酢みそ汁」が密かなブームとなっているようですね。
睡眠障害やお腹ヤセ、喘息改善など様々な医学的方向も上がっているので、その秘密に迫ってみましょう!

f:id:annababytokyo:20181013112824j:plain

酢みそ汁とは?

酢みそ汁は、いつものみそ汁1杯に小さじ1程度のお酢をプラスする食べ方です。
味噌と酢、2つの発酵食品の相乗効果で様々な健康作用が望めるとのことで、密かなブームとして話題になっています。
健康雑誌などで特集が組まれているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
酢みそ汁は、内臓脂肪を取ってお腹から痩せたり、睡眠障害、お子さんの喘息の改善、高血圧や動脈硬化の改善など、多数の医学的な報告も上がっているので、今後、さらに注目度が上がっていくでしょう。

疲れを取り、不眠を解消?

味噌の主原料である大豆は、タンパク質やビタミン類、食物繊維など、様々な栄養成分が含まれています。
その上、発酵過程でさらに栄養価が高まっていきますね。
赤みその場合なら、抗酸化力を高めるメラノイジンが豊富ですし、白みその場合なら、ストレス抑制効果が望めるGABAが豊富、という特徴が生まれます。

そして酢も発酵調味料なので、発酵過程で様々な栄養価が高まっています。
酢に含まれる酢酸は、体内でクエン酸回路に入り、疲労回復作用が望めることで有名ですね。
酢は他に、塩分を排出して高血圧を改善するカリウム、腸内の善玉菌の好物であるグルコン酸、血液をサラサラにするアミノ酸などがあります。

この味噌と酢の相乗効果で、疲労回復作用が高まり、不眠を解消できることが順天堂大学や東京農業大学などの研究でわかっています。

睡眠障害の原因は血糖値の乱高下?朝晩の酢みそ汁で改善

順天堂大学の睡眠研究によると、睡眠障害の原因の1つに、睡眠中に起こる血糖値の乱高下があります。
これを「ジェットコースター血糖」とも言います。

そこで、夕食のときに、酢みそ汁を飲んでおくと、酢に含まれる酢酸が、睡眠中の血糖値を安定させるため、睡眠障害が改善されていくそうです。
さらに、朝食時にも酢みそ汁を飲んでおくと、大豆由来のトリプトファンが、就寝時までに深い眠りを誘うメラトニンを作り出し、深い良質の睡眠を誘ってくれるそうです。

ただし、大豆由来のトリプトファンがメラトニンを作るのに10時間以上要するというタイムラグがあります。
そのため、朝食時に酢みそ汁を飲んで、特に味噌の効能を体内に入れておき、さらに夕食時にも酢みそ汁を飲んで、今度は酢の酢酸の効能を利用して、睡眠中の高血糖を抑えるというダブル手法で睡眠障害の改善を図るというワケです。

睡眠障害で悩んでいる方は、すぐにでも始めておきたい食習慣ですね。

酢みそ汁で免疫が高まりお子さんの喘息改善に!

みそ汁は、小さなお子さんでも無理なく飲める身近なメニューでもありますよね。
一方のお酢は、お総菜やビネガードリンクとして摂ると、酢がきつく感じられて、お子さんには食べにくい食材であったりします。
しかし、みそ汁に少量の酢を入れる酢みそ汁は、酢の酸度が味噌によって緩和されるため、お子さんでも飲みやすくなります。
味噌と酢の相乗効果は、解毒作用に優れ、老廃物や菌類を体外に排出してくれるので、免疫力が高まり、風邪をひきにくくしてくれます。
また、重度の喘息も改善されたという報告もあるので、病気がちなお子さんほど取り入れるといいでしょう。

便秘や肌荒れ、冷え性改善にも◎!

また、味噌と酢の相乗効果による解毒作用は、腸にたまった毒素なども排出するので、便秘が改善され、それに伴う不調や肌荒れの改善にも役立ち、ぽっこりお腹もひっこみ、ダイエットにも役立つことがわかっています。
また飲むとカラダがポカポカして温まるので、女性に多い冷え性の改善にもつながるようです。

さいごに

酢みそ汁は、特に中に入れる具に決まりはないので、いつものみそ汁に、お好きなお酢を小さじ1杯程度プラスするだけです。
お酢も、一般によく利用される穀物酢をはじめ、りんご酢、黒酢、バルサミコ酢、ワインビネガーなど種類も様々なので、具とあわせて、いろんなバリエーションが楽しめそうですね。
インスタントやフリーズドライのみそ汁を利用している人は、それに酢をプラスしてみましょう。
これから風邪やインフルエンザ、冷え性などに悩む時期なので、免疫力はUPしておきたいですよね。
酢みそ汁で、今抱えている不調を改善してしまいましょう。