AnnaBabyTokyo

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働き世代のパパママ必見! ストレスとガンの関係性

働き世代のパパ、ママの方は必見です!
28万人もの欧米人のデータを解析した仕事ストレスとガンの関係性の調査結果が、中国で発表されました。
仕事のストレスはカラダのどの部位に影響しやすいのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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仕事ストレスは腸や肺に来る?

中国の華中科技大学は、欧米人約28万人のデータを解析し、仕事ストレスとガンとの関連性を調査しました。
その結果、仕事ストレスは、大腸ガン、食道ガン、肺ガンのリスクを有意に高めることがわかってきました。

研究では、対象となった欧米人の電子データから、性別、年齢、地域、喫煙、飲酒、BMI値(肥満度指数)、運動習慣などを中心に解析し、仕事ストレスとの相対リスクを評価しました。
そうすると、仕事ストレスと大腸ガンの相対リスクの上昇率は平均で1.36%、肺ガンでは1.24%、そして食道ガンでは2.12%も上がることがわかったのです。

地域別でみると?

地域別でみると、北米では仕事ストレスと大腸ガンの相対リスクは1.51%の上昇、ヨーロッパ全域では1.16%の上昇でした。

また、食道ガンに関しては、ヨーロッパ全域では有意に上昇してますが、北米では有意といえるほどの上昇ではなかったそうです。

性別特有のガンは仕事ストレスに関与しない?

また男性特有のガンである前立腺ガン、女性特有のガンである乳ガンや子宮ガンは、仕事ストレスとの関連は特にみられなかったということです。
※参考:『国際がん学雑誌』2018年11月

さいごに

この研究は、あくまで統計結果にすぎませんが、かなり大規模な人数での調査結果なので、仕事ストレスとガンの関連は、何らかのヒトの生物学的メカニズムに影響しているとして、今後の研究課題が見えてきたようです。

ストレスを感じると、余分なエネルギーを使ったり、ビタミンCの滞留時間が短くなったり、様々な神経回路に影響したりと、カラダに悪い影響を与えるという報告は多数上がっています。
こうした先行研究と、今回の研究がマッチすると、現代のストレス社会をより健康に生き抜けるカギが見つかるかもしれませんね。