イギリスでは、小児肥満の問題が深刻しているようです。
日本でも、コロナ禍でお子さんが外で遊ぶ機会が減り、同じような現象が起きているかもしれませんね。
イギリスの最新医学研究によると、TVでのお菓子やジュースのCMが、かなり影響しているとのこと！
CMを制限することで解決できるのでしょうか？
詳細を見てみましょう。
小児肥満問題はテレビCMの影響か？
イギリスのケンブリッジ大学の研究により、不健康な食品や飲料のテレビCMを、全面的に禁止すれば、小児肥満問題の軽減が見込める、と発表されました。
研究では、『ニールセン』などの調査に基づき、以下の事項が解析されました。
・子どもたちの「高脂肪・糖類・塩分」食の依存度
・不健康な食品広告が子どもたちに及ぼす影響
朝5:30から夜9:00までのテレビCMに制限をかけると……!?
その上で、イギリスにおける、「高脂肪・糖類・塩分」が多い不健康な食品・飲料のテレビCMを、朝5:30から夜9:00までの間、全て禁止にすると想定すると!?
イギリスの約1,370万人の子どもたちは、テレビCMの視聴が１日平均1.5時間減少し、摂取カロリーが平均9.1kcal減少することが示唆されました。
テレビCM制限で５歳から17歳の肥満人口を減少できる！
それで計算すると、５歳から17歳の子どもの肥満人口を4.6％減少できるようです。
また、過体重も3.6％減少できることが見込まれました。
金額にすると、74億ユーロの経済的利益がもたらされるとのこと！
ただ、この研究はまだモデル調査の段階です。
こうした政策が実装された場合に起こる、全ての影響や要因を完全に説明できるものではありません。
今後、政策を進められるように、問題点の追及調査も行われることでしょう。
※参考：『プロス医学』
さいごに
テレビCMの制限は理想的ですが、様々な影響が及ぶことが予想されますね。
お子さんがテレビCMに影響されないよう、流行りのお菓子に飛びつかないよう、パパママが見守ってあげましょう。
