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パパママ子どものガン教育:野菜不足・塩分過多

「塩分の摂りすぎは万病のもと」とよく聞きますが、食事からの塩分そのものに、発がん性物質は含まれていません。 一体、食事からの「塩分過多」はどういう過程でガンを引き起こすのでしょうか?

塩分過多は胃ガンになりやすい?

塩分の多い食事は、ガンの中でも特に「胃ガン」の罹患率を高めることが、様々な研究でわかっています。 前述のように、塩分そのものに、発ガン性物質はありませんが、塩分過多で胃の粘膜が傷つき、ガンになりやすいようです。

また塩分過多は、高血圧や各種心臓病、脳血管の病気を引き起こす原因にもなっています。 塩分を少し控えるだけでも、毎日のことなので、様々な病気の予防につながるのです。

日本人は、漬け物や、塩辛、醤油、味噌など塩蔵保存食が多いので、その分、野菜の摂取を増やしたり、味付けが重ならないよう工夫も大切ですね。

予防は野菜料理を増やすこと

また、野菜や果物の摂取不足も、ガンの罹患率を高めているようです。 野菜や果物は、共通して「カリウム」というミネラルが含まれており、体内の余剰分の塩分を排出する作用があるのです。 例え、塩辛い味付けの料理が重なっても、野菜を使ったお惣菜であれば、野菜類のカリウムが、調味料で摂った塩分を排出してくれるので、体内では「±ゼロ」のようになるので、塩分過多の状態が防げるのです。

野菜や果物の摂取は、主に、胃ガンや食道ガンの予防に効果的だと考えられています。 野菜や果物は、カリウムの他に、抗酸化成分であるビタミンA・C・Eや、機能性成分であるポリフェノール類も多く含むので、ガン細胞撃退にも役立ちますね。

食道ガンでは、1日に野菜と果物の摂取合計が540g以上の人は、同合計170g以下しか食べない人よりも、食道ガンの罹患リスクが半減するという研究報告も出ています。

野菜や果物の摂取はガンだけではなく、生活習慣そのものを改善してくれるので、取り入れておきたいですね。

成長期のお子さんの野菜嫌いは、成長過程で即、エネルギーとなる食べ物を好む傾向があるので、自然の摂理で、仕方のないことです。 その分、果物の摂取を、おやつなどに取り入れて実現してみましょう。