お題「#おうち時間」
長引く緊急事態宣言で、不安に思う日々をお過ごしの方が多いことでしょう。
感染者が世界一多いアメリカでは、コロナ対策に関する、8つの落とし穴が分析されました。
詳細を見てみましょう。
危機に陥った時こそ多くの正しい判断が必要?
アメリカのプリンストン大学とサニーブルック研究所の共同研究によると、新型コロナウイルスに打ち勝つために、8つの行動が提案されました。
この8つは、落とし穴となっている点だそうです。
危機に陥った時は、人生を変える決断に迫られることがあります。
それは不確実性の中であっても、多くの正しい判断が求められる、ということにもなります。
新型コロナウイルスなどのパンデミックも例外ではありません。
研究では、こうした時の人間の特性を探求した結果、「未知のものへの恐れ」「個人的恥辱(ちじょく)」「後知恵による先入観」などがあげられる、とされています。
研究者たちは、これらの落とし穴に気付くことが、新型コロナウイルスと戦うために、必要な行動変化を維持する助けになるだろう、と述べています。
新型コロナウイルスへの8つの落とし穴とは?
危機に陥った時の落とし穴、気を付けなければならない点は以下の8点です。
また解決策も紹介されています。
- 未知のものへの恐れ
前例がないので、必要以上に用心深くすること - 個人的恥辱(ちじょく)
多くの著名人が感染しているように「自分にも起こる」と思って行動する。 - 競合するリスクの無視
自分にだけ危機が迫っているのではなく、社会全体(世界全体)にリスクがあるのだ、ということを改めて認識する。 - 見えない病気
外出制限など社会性格から人を遠ざけているのは、ウイルスから隔離するため。自分はルールを守れているか? - 明確なフィードバックがない
毎日発表される感染者の統計に関わらず、あなた自身を中心にコロナ対策ができているのか?行動変異を行いなさい。 - 現状維持の先入観が溢れている
今の状況よりも、潜在的に近い将来もっと感染者が増加するかもしれない、と思って、行動しなさい。 - 根深い社会規範
自分が外出規制やマスク着用などのルールを順守し、他の人にもそれを守るよう強調しましょう。 - 後知恵による先入観
二番煎じの憶測や、規制緩和の試みなどは、非常に厳しく避けること!
※参考:『ランセット公衆衛生』
さいごに
改めて読むと、緊張がゆるんでいる点もあるのではないでしょうか?
韓国では「わが国が世界基準!コロナの封じ込めに成功!」と政府が発表したにも関わらず、規制緩和を行ったとたん、新たなクラスターが発生していましたね。
日本は、世界の国々と比べると、外出規制もさほど厳しくはありません。
だからこそ、一人一人が行動規範を遵守するよう心がけましょう。