AnnaBabyTokyo

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2019年話題の新薬その2~アトピー・便秘・水虫

今年の冬はやや暖冬ですが、肌の乾燥は気になるものですね。
特にアトピー性皮膚炎の症状がある方は、空気が乾燥する冬場はお辛いことでしょう。
そんなアトピーの治療薬にも新薬が登場しています。
本日は、便秘、水虫と人に言いにくい悩みを解決してくれる新薬もご紹介します。

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アトピー性皮膚炎治療薬:デュピクセント

非常に高価な治療薬となりますが、ステロイド外用剤を使い続けてもアトピーが改善しない人には救いとなりそうです。
この薬の特徴は、皮膚の炎症を起こしたり、バリア機能を低下させる物質の活性化を根本からブロックしてくれる抗体系の医薬品です。
2週間に1度の割合で腕やお腹、太ももなどに注射するだけでアトピー特有の皮膚症状が大幅に改善するとのこと。
気になるお値段は、3割負担の保険が効いた場合でも、1回の注射で約25,000円とのことです。

便秘治療薬:モビコール

冬は冷えによる便秘で悩む人が多いようですね。
特に女性は男性に比べると便秘の割合が高く、国民の約5%(女性のみ)の人が便秘で苦しんでいるそうです(国民健康・栄養調査H25年度より)。

便秘には様々なタイプがありますが、一番多いのが常に便秘で悩んでいる「慢性便秘症」です。
このモビコールという薬は、便の水分量を増やして軟らかくする働きがあります。
また薬の量を調節して、程度な便の硬さにコントロールでき、2歳から服用できます。
日本では昨年(2018年)11月に発売されたばかりの新薬ですが、海外では既に慢性便秘症の「第一選択薬」として広く推奨されています。
昨年の発売と同時に、日本小児栄養消化器肝臓学会でも承認され、成人の便秘だけではなく、お子さんの便秘改善にも役立つ薬として今後、主力薬となっていくでしょう。

水虫治療薬:ネイリン

人には言いにくいけど、水虫で悩む人は多く、推定で人口の4人に1人は水虫に罹っていると想定されています。
自覚症状のない人が多く、梅雨時期にピークを迎えますが、1日中、同じ靴で過ごすオフィスワーカーは、かなり足裏が蒸れており要注意です!
オフィスでは風通しの良いスリッパとかサンダルに履き替えるのがいいでしょう。

水虫は足の裏を中心に、白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚にはびこる列記とした皮膚炎です。
塗り薬が中心ですが、昨年の夏に発売された新薬ネイリンは飲み薬!
これまでの水虫の飲み薬「イトリゾール」は、1週間飲み続けてから3週間休み、それを3回(3ヶ月)繰り返すという治療が主流でした。
長く服用すると、それだけカラダに負担がかかり、特に肝臓への副作用が懸念されていました。

しかし新薬ネイリンは1日1回、毎日服用し、それを3ヶ月ほど続けると、ほぼ完治するそうで、肝臓への負担もほぼないようです。
また飲み続けて2週間ほどで、みるみるうちに改善されていくのがわかるそうです。

自覚症状がない水虫ですが、時折足裏が痒い!? などもしや? と思う方は、早めに皮膚科を受診して、ネイリンを処方してもらいましょう。

さいごに

話題の新薬は、市販薬ではないので、医師による処方が必要です。
便秘や水虫で、わざわざ病院? と思う方も多いでしょうが、きちんと専門家に診てもらい、確実な効能ある新薬で、悩み事を早期のうちに解消してしまいましょう。