AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

2019年話題の新薬~インフル・花粉症・月経困難

昨年(2018)も様々な新薬が発表され、話題になったものもありますね。
その後、製造量が延び、私たちの苦しみを救ってくれそうな新薬をご紹介します。
まずは、猛威を奮っているインフルエンザ! 
その治療薬と花粉症シーズン到来に備えた新薬、そして妊活に関わってくる女性の重要な悩み「月経困難」の改善薬などを見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20190220115005j:plain

インフルエンザ治療薬:ゾフルーザ

インフルエンザの治療薬は「タミフル」が有名でしたが、未成年が飲むと副作用で精神攪乱が起き、衝動的に自殺をしてしまうなど問題点も多かったですね。
しかし成人が使用量を守って飲めば、タミフルは細胞内でインフルエンザなどのウイルスが出ていくのを食い止めて、体内にウイルスが蔓延するのを防ぐ効果があるため、広く使用されています。

一方の新薬として注目されている「ゾフルーザ」は、ウイルスが細胞内で増えること自体を抑制するので、タミフルとは根本的なメカニズムが違います。
また、タミフルよりも、ウイルスが体内から消えるまでの時間も1/3に縮まる点でも注目されています。
タミフルを飲んでも、ウイルスが体内から消滅するのに平均74時間要していましたが、ゾフルーザだと約24時間で消滅するそうです。

どんなに気を付けていても、予防接種を受けていても、インフルエンザは感染してしまうものです。
忙しい現代、1週間も仕事や学校を休むのは避けたいので、早くウイルスを撃退してくれる新薬の登場はありがたいですよね。

ただし、即効性がありすぎる(?)ので、まだ”新薬”のため副作用や安全性の事例が少ないので、処方をためらっている医師も多いそうです。

花粉症やアレルギー性鼻炎の治療薬アレサガテープ

花粉症は季節的なものなので、耳鼻科を受診せず、市販薬で済ませる人も多いことでしょう。
しかし、副作用で眠気が襲ってくるので、この時期は仕事も家事も手に着かない、というのも事実。
そこで、『鼻アレルギー診療ガイドライン2016』(最新)では、眠気などの副作用が極力少ない「第2世代抗ヒスタミン薬」をメインとするようになりました。
2018年4月に日本が世界初の「第2世代抗ヒスタミン薬」に該当する”貼り薬”「アレサガテープ」を発売したところ、反響が多かったそうです。
喘息など気管支系の疾患ではよく”貼り薬”が用いられますが、花粉症やアレルギー性鼻炎に効く”貼り薬”は、食後や食前の薬の服用を忘れても効果が持続してくれるのでありがたいですよね。
このテープ、1日1回、胸や腕に貼ると、24時間ほど皮膚から有効成分が吸収されて、効果が持続するそうです。

月経困難の治療薬ジェミーナ

月経困難の治療を婦人科で受診すると、ピルが処方されることが多いですが、このジェミーナはそれと同様の効果が得られる新薬だそうです。
2種類の女性ホルモン「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」を含み、月経困難の症状を和らげてくれるとのこと。
また月経周期を最大84日周期に伸ばすことも可能だそうです。
未成年でも処方して頂けるので、2月3月に受験を控えている女子高生や女子大生も、月経の苦しみを逃れて受験に専念できそうですね。

さいごに

薬はなるべくなら服用せずに過ごしたいものですが、病気の苦しみを引きずるのは、大切な時間を奪い、QOL(生活の質)を下げることにもなるので、副作用に気を付けながら、適宜取り入れてみましょう。

※参考:日本産科婦人科学会日本皮膚科学会日本医真菌学会