最近、筋トレや筋肉体操、筋肉女子など、筋力維持の大切さが注目されていますね。
運動不足が世界中で問題となっており、日本は世界一「座りすぎ」民族として運動不足が深刻化しています。
そんな運動不足の突破口として注目が集まっているのが筋力UP!
これを「筋肉貯金」ともいい、30~40代のうちからコツコツと早めに実行に移すのがいいとされています。
あなたの筋肉貯金はいかほどでしょうか?
「筋肉貯金」とは?
働き世代のパパママは、まだお子さんの養育で頭がいっぱいで、老後のことなど考えてもいないことでしょう。
しかし、筋肉の貯金残高は、30代から減り始め、50~60代に突入すると、一気に加速して減っていきます。
今は、ネット時代に突入したので、出向いて打合せや出張に行く機会も減り、デスクワークが中心となりました。
一日中、座り続けて仕事をしているパパママは、筋肉貯金が減りやすいので、例えまだ30代でも注意しておきましょう。
筋肉が最も減りやすい部位は、男女共に「太もも」で、80歳になると、25歳平均の太もも周りの半分ほどになる、という統計結果も出ています。
しかし、少しでも早い年代からコツコツと、ちょっとした筋トレを続けるだけで、筋肉貯金は維持できるそうです。
「筋肉貯金」をチェックしてみよう!
- 何もないところでつまずく
- エスカレーターやエレベーターは必ず利用する
- 電車やバスで空いてる席があれば必ず座る
- 電車やバスが揺れるとよろける
- 椅子から手を使わずに立つことができない
- 靴を履く時、片足立ちができず壁に手をつく
- 階段を少し上るだけで体の節々が痛い
- 1日、10分以上歩くのが億劫
- 階段の上り下りは手すりに頼る
年齢に関わらず、上記に心当たりがある人は、かなり「筋肉貯金」が低いことになるそうです。
筋肉は本格的な筋トレを行わなくても、上記に挙げたことを改善するだけでも、かなり筋肉を動かす機会が得られるので、少しずつ「筋肉貯金」は増えていくでしょう。
例えば、
- エスカレーターやエレベーターを利用せず、なるべく階段の上り下りを行う。
- 電車やバスではなるべく立つ。
- 1日10分以上歩く機会を増やす。
などです。
筋肉貯金が増えていくメリットとは?
東京大学理学部の筋肉研究によると、筋肉から分泌されるホルモンの影響で、糖や脂肪の代謝や分解を促したり、ガンや病気による死亡の低下、そして認知症の予防などにつながることがわかってきています。
そして肌にシミができにくくなる! との報告も。
筋肉は、食事内容も大切ですが、とにかく少しでも動かすことが、筋肉貯金を減らさないポイントなのだそうです。
集中的に筋トレや加圧トレーニングを取り入れるのも得策ですが、毎日だとかえって筋肉がつきにくいので、1日おきや、3日に一度程度が理想とのことです。
スクワットで筋肉貯金を殖やそう!
そして特にお尻と太ももの筋肉が衰えやすいので、スクワットが有効のようです。
スクワットは手を頭の後ろに組んで行うのが理想ですが、それがキツク感じるようなら、手すりや壁に捕まって行ってもOKとのこと。
楽な体制でも、太ももやお尻の筋肉を動かすことが大切なので、手すりにつかまってのスクワットなら続けやすいのではないでしょうか?
他に電車のつり革につかまったまま、かかとの上げ下げを行ってみましょう。
背伸びをしたつま先立ちと、ゆっくりとかかとを下ろす動作を、周りの人に迷惑にならない程度に実行してみてください。
さいごに
本格トレーニングを取り入れると、長続きしないかもしれません。
しかし、日常で少しでもカラダを動かす機会を増やすだけで、筋肉貯金が増えればうれしいですよね。
忙しい毎日でも、電車に乗っている時間や、移動中の階段の上り下り、トイレに行ったついでのスクワットなら、隙間時間に実行できるので、ぜひ実行に移しましょう!