AnnaBabyTokyo

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若年男性の摂食障害が急増?

これまで若年層の摂食障害というと、ダイエットが気になる10代の女子学生に多かったのですが、アメリカの最新調査では、10代の男子学生の数が急増しているようです!?
何が原因なのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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若年男性の摂食障害、理由は?

アメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によると、10代の男子学生の摂食障害が増えてきているそうです。
理由は、「自分が貧弱だと思い体重を増やしたい」とのこと。
これは『筋肉指向問題』に分類される摂食障害となるそうです。

研究では、アメリカ在住の11歳から18歳の約15,000人の男女を、その後、18歳から24歳になるまで、約7年間、追跡調査を行いました。

その結果、男子が22%、女子では5%に『筋肉指向問題』に分類される摂食行動がその後も続いていたそうです。

筋肉を増やすつもりが過体重に?

特に、筋肉増強目的で体重を増やすため、運動も取り入れた男子は、『筋肉指向問題』タイプの摂食障害が多く、そうでない男子と比べて142%もリスクが高いことがわかりました。
同様に女子では248%リスク高となりました。

また、自分で「過体重だ」と考えてしまう男子ではこのタイプの摂食障害リスクは56%高、女子では271%高となるそうです。

筋肉を増やすつもりで体重増を測り、過食になってしまう若者が増えているのです。

摂食障害には様々な症状がある

摂食障害は、神経性の食欲不振や過食症など、両親や医師からみるとすぐにわかるタイプの症状もありますが、今回の研究対象となった『筋肉指向問題』タイプの摂食障害は、診断が難しいそうです。
そのため、このての摂食障害は、一見、健康そうに見えるため、気付かない傾向が高い、と研究者たちは述べています。

そのため、容姿が気になる年頃のティーンエイジャーが、筋トレや、筋肉増強目的でよく食べるようになったら、周りが注意してあげる必要があるそうです。
※参考:『国際摂食障害雑誌』2019年6月

さいごに

日本でも”美容男子”や”筋肉男子”など、容姿を気にする男性が増えていますね。
アメリカの研究報告ではありますが、日本でも実は若い男性にこの手の摂食障害が増えているかもしれません!? (あくまで憶測です)
10代の息子さんがいらっしゃるご家庭では、そうならないよう見守ってあげましょう。