AnnaBabyTokyo

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ロックダウン時も屋外時間を増やせばメンタルヘルス改善に! 英・研究

日本では再び「緊急事態宣言」!
諸外国ではロックダウンが長引き、外出制限が続いていますね。
しかし、屋外で過ごす散歩や運動は禁止されていません。
少しでも屋外で過ごす時間を増やすと、メンタルヘルスが改善されるようです。
イギリスの研究報告を見てみましょう。

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外出制限下も屋外時間を大切に!

イギリスのアングリアラスキン大学などの共同研究によると、屋外時間、特に緑地で過ごす時間を増やすと、メンタルヘルスを改善できる事実がわかってきました。
スマホの電源を切り、屋外で数時間を過ごすと、ポジティブなボディイメージが促進され、うつ病や不安のレベルが下がるようです。
特に緑地に行くと、その効果がUP!
都心でも、緑豊かな公園などで過ごすといいようですね。

オーストラリアの統計データも解析!

今回の研究では、オーストラリアのロックダウン中の幸福度レベルのデータも解析されました。
ロックダウン中の幸福度UPは、スクリーン時間(TV・PC・スマホ・映画など)の充実度よりも、緑地で過ごす時間が多いほど、高くなることが判明!
孤独感を感じる割合も少ないことがわかりました。
ちなみに、オーストラリアでは、最初のロックダウンの期間中、運動活動の外出は許可されていました。

1日に3回の屋外活動が理想?

2020年4月から、『経験サンプリング法』を用いて、約300名の成人を対象に、21日間の幸福感を測定しました。
この方法は、リアルタイムでのデータ収集が可能であったとのこと。
解析の結果、参加者は屋内にいるよりも、屋外にいるほうが、幸福度が高いことがわかりました。
逆に、屋内時間が長い人ほど、孤独感が強いことも判明しました。
短時間で良いので、朝昼晩と3回程度、屋外に出る機会を作るのが理想的なようですね。

ロックダウンはコロナ感染には有効だが精神面にはダメージ!

ロックダウンは、コロナの感染リスクを抑えるには、有効な手段です。
しかし、今回の研究により、長引くロックダウンで、人々のメンタルヘルスの悪化が観察できました。
研究者たちは、

ロックダウン下でも、屋外で過ごすことができると、心理的幸福に有益で、とても重要なことです。
屋外にいることは、「家に閉じ込められている」というストレスから解放され、他人との社会的関係を維持する機会も提供してくれます。
そして、身体活動量も増やしてくれます。
こうした行為は、全てメンタルヘルスの改善につながるのです。

と述べています。
※参考:『幸福感研究雑誌』

さいごに

日本では、諸外国ほど、厳しい外出規制は設けられていません。
緑あふれる公園が近くになくても、家の周りを散歩したり、コンビニに行くだけでもいいですね。
1日に3回程度は、外に出る機会を持ちたいものですね。