AnnaBabyTokyo

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お腹やせ!トマトジュース活用はオリーブオイルを+

今週のお題「最近おいしかったもの」

トマトジュースを飲む健康法は以前からありましたが、トマトジュースを温め、オリーブオイルをプラスするのが今年のトレンドのようです!
中性脂肪を減らし、お腹からやせ、血糖値も安定するようなので、ダイエットにピッタリです。
詳細を見てみましょう。

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生のトマトよりトマトジュースの方が栄養価が高い!?

トマトジュースは加熱処理してしまうので、生のトマトよりも栄養価が落ちるのでは? と思っている方も多いでしょう。
確かに酵素やビタミンCなどは加熱処理すると無くなってしまいます。
しかし、トマトの代表的な栄養成分はリコピンです。
リコピンは加熱しても、栄養価はほぼ落ちない上、生のトマトよりも、圧搾する過程で、高濃度のリコピンがジュース内に残るので、むしろ栄養価は高まっているようです。
市販のトマトジュースの平均が1本約160ml(1人分の飲みきりタイプ)なので、だいたい生のトマト5個分の栄養成分が凝集されていると考えられています。

リコピンの高い抗酸化力に注目!

リコピンは体内の活性酸素を除去し、抗酸化作用が強力であることが知られていますね。
一般に緑黄色野菜に含まれるβ-カロテン(体内でビタミンA様に働く)やビタミンEも抗酸化作用が高い栄養成分と言われています。
しかし、リコピンはβ-カロテンの2倍、そしてビタミンEの100倍以上もの抗酸化作用があることがわかっています。

リコピンは血管をクリーンに

リコピンは活性酸素の除去だけではなく、動脈硬化のもととなる血管を守る力があります。
具体的には、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が活性酸素で酸化されると、血管を詰まらせる過酸化脂質が産生されますが、リコピンはそれを抑制して血管を守ってくれるのです。

リコピンは血糖コントロールにも!

また、リコピンによって、体内の活性酸素が減ると、インスリンの働きがスムーズになり、血糖値が安定化しやすくなるというメリットもあります。
糖質オフブームからもわかるように、血糖値が乱高下すると、余剰分の糖質が脂肪として蓄積され、太りやすくなるので、リコピンはダイエットにも役立つことになるのです。

リコピンは内臓脂肪を減らしてお腹やせに!

リコピンは他に善玉ホルモンとして知られるアディポネクチンを増やす働きもあります。
脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは、血糖値を下げる他、内臓脂肪を減らす働きがあり、お腹からやせる効果も期待できるのです。
お腹がへっこんでくるとBMI値も下がり(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))、18.5~25の正常範囲をキープできるようになってくるでしょう。

リコピンの働きを高めるにはオリーブオイルが必要!?

イタリアの郷土料理はトマトを出汁にオリーブオイルが使われており、この組み合わせの健康作用は世界的にも有名ですよね。
カゴメの研究でも、リコピンの吸収はオリーブオイルと一緒に摂ることで吸収が高まることがわかっています。
また、別の日本の研究でもトマトジュースだけで飲むよりもオリーブオイルを加えて飲んだ方が、血中のリコピン濃度が4.5倍も高くなることがわかっています。
他のオイルよりもオリーブオイルが一番吸収率が高いようです。
そして、トマトジュースにオリーブオイルを入れ、電子レンジで1分ほど温めると、さらに吸収率がUPするそうなので、試してみてください。
※参考:カゴメ総合研究所

トマトジュース×オリーブオイルの作り方

トマトジュースはなるべく高リコピンのもので、食塩無添加のものを選んでください。
そのトマトジュースをマグカップに180ml前後注ぎ、オリーブオイル小さじ1を入れて混ぜ、500Wの電子レンジで1分半、600Wなら1分ほど加熱しましょう。
オリーブオイルは加熱に強いので、酸化の心配はすくないですが、くれぐれも沸騰させるほど温めないよう、注意してください。

さいごに

トマトジュースを飲むだけでも健康に良さそうですが、せっかく飲むなら、リコピンを効率よく摂取でき、栄養価の高い状態で飲みたいですよね。
少しの手間を加えるだけで、血中のリコピン濃度が高まり、ダイエットやお腹やせに役立つとは嬉しいですね。